高校生活の3年間が終わり、今年同じクラスの4人で1泊2日の旅をすることに。 計画立てるためにスタバで話し合いをしても、 「迎えに来て」「返事ぐらいしてよ」「トイレなう」「フラペチーノって泡だっけ?」 などの余計な会話ばかりで進まず。 ようやく立った計画、行程表には「中央西線」「大糸線」などなど・・・ 適当な打ち合わせとは裏腹に、とてもハードな2日間になった。 |
第6部 521系、雨の北陸本線を疾走(金沢~近江塩津) 兼六園へのバスに乗ると割とすぐに兼六園下へ到着。 さあ兼六園、最後の観光地。 ・・・と行きたいものの、 ・前日花粉症や睡眠不足で4人とも体調は微妙 ・小雨が降っている ・列車乗りつかれた上にダイヤ乱れ ・食後 ・本物のバスって狭いな・・・(第3部を参照) ・兼六園までの坂がきつい これらのファクターが重なって全員ローテンション。俺は前日の教訓からマスクをしていたので発語が面倒になり無口に。 結果、兼六園内でも感動を特に表現することもなく、みんな撮影ばかりに。俺はカメラを取り出すのが面倒だった。 なので撮影すらせずに見るだけにしておいた。 以前訪問したときの雪の兼六園ほどの趣はなかったけれど、水面は落ち着いて、人も比較的少なく、花もちらほら咲いていて 行く甲斐は大いにあった。しいて言うなら、噴水が40cmしか上がっていなかったのが残念。詳しい構造を知らないが、 多分水位が足りないんだろうね。 洋式便所に入ったら異常に扉が固くて若干閉じ込められたりもしつつしばらく歩き回るが、表示板が俺とA41の目に留まる。 「真弓坂口」「随身坂口」「桂坂口」 坂口? さっきまで庭園内の風景や花を撮っていたA41が即座にカメラの向きを変える。撮るほどのものなのか^^; ・・・以降、「石川橋」「子立野口」など、表示板ばかり撮っていたA41。 むしろこういう意味不明な趣旨の方がテンションが上がるのかもしれない 兼六園を出てバス停へ戻る。すぐにバスは来たが、客は多く座れず。それも若干体力的にきついのだが、バスの運転荒すぎて笑えねー こんなにも「加速度」というものをリアルに実感することもないよ。手を滑らせたら絶対怪我するって。こえーよ。 激しく揺られて金沢駅へ辿りつく・・・。体力削られたので座って休憩した後、駅内の土産物店が入っているフロアで買い物。 何買おうか迷っていたところに「森八」の店名を見たので即決できた。以前もひがし茶屋町で、お世話になった店。 今回は「美味撰菓」を購入。結構凝った感じで予想以上のものだった。 ちなみに金沢駅も絶賛工事中。ただコンコースの広さは相変わらず。以前来た時は帰宅ラッシュも終わったあとの夜だったから 閑散としている上に、改札も自動じゃなくて「なんなんだこの駅は()」と思った記憶が。 4人買い物を済ませると入場してすぐに普通列車へ。おー521系か、ちょっと乗り心地良くなるわ、いいねと思っていたけど 後々知ったがもう金沢以西って普通列車殆ど521系の担当に変わったんだってね。いつの間にそんなに増備されたのか。 ▲そういえば結構撮影苦しい駅なんだよなあ 以前来たときには夜なので当然暗く、三脚を立てると微妙にホームが傾いているのでかなり苦心した。今回は手持ちだし 一応明るさとカメラの兼ね合いで問題はなかったけど、ちょっと苦しい記憶が蘇った。もっとも、大して撮りたいと思う車両は 現れなかったけど。。。 最後の観光地を出てしまったので後は帰るだけ。実は念のために列車を1本前倒しして帰っている。 しかし日出塩駅やワンマン列車の自動放送で暇が潰せる一行が黙るわけがない。ありがたいことに車掌が変。 「次はーかが↑か(裏返り)さ↓ま↓~」 なんて気が抜ける放送をするんだ。ちなみにまだ無知だったその頃の俺は対向の 普通が全部521系で「521系多くね?なんで?」と思っていた。でも2両編成だけでこんなに走らせていいのかよ。 普通に満員ですけど。ということで2人分しか空いていなかったので小松で交代して座ることにしたが、加賀温泉で結構 人が動いて4人全員座れた。つまり、小松まで立っていた2名は損をしている・・・許せ。 福井県まで入るとえち鉄の車両や福鉄の車両が見えるのだがえち鉄似た車両ばっかで遠目じゃ全然わからん 福鉄は越前市内のどっかの駅に200形が止まっていたのを見た。こいつがいる限り福鉄に注目する鉄道ファンは多いと思うが、 福鉄って地元からかなり煙たがられてるんだよね・・・。まぁ、頑張って。 ちなみに福井駅でも乗り換えた。また521系だ!当たり前。あと北陸地区の駅特有の接近ブザー。思っていたより聞き苦しくないけど、 少々停車に時間が掛かりがちな長編成の特急が入ってくるときは不気味。これ日常的に聞いてる北陸民どう思ってるんだろう。 他地方在住の北陸出身者は懐かしみを覚えるらしい。北陸の列車頻度は東海ほど高くないから五月蝿く思わない? 列車は敦賀へ向かうが、最後の最後にちょっと面白い駅。今回の旅で最後に日出塩駅に対抗できると思われる、南今庄駅。 流石に1日平均乗車人員は20人であり、マサオに言わせれば「強い」駅だろうが、目の前に道路があるのにwikiの関連項目に「秘境駅」 が入ってたりとなかなかインパクトの強い駅であることは確か。 到着しても予想通り特に乗客の動きもなく、また521系は走り始める――――と思いきや1人下車客がいた模様。 ついに、どの駅も、日出塩には、勝てなかった・・・。 長い長い北陸トンネルで521系のフルスピードを感じながら列車の終点敦賀へ。実はここからの行程が若干まずいことになっている。 計画:敦賀→→→→→→→→→米原→→→→豊橋 実際:敦賀→近江塩津→長浜→米原→大垣→豊橋 言うなればマシンガン乗継 雨が降りしきる敦賀駅、車内で近江今津行きの出発を待つ。2駅だけで降りる上に、乗換駅・近江塩津はなぁ~ ・・・本当に近江塩津で待つなんて殺生な それでも来た以上進むだけ。そして列車は近江塩津に到着。北陸本線と湖西線が分岐する、京阪神・北陸間の交通の要衝 近江塩津駅、この目に焼き付けて帰ろうじゃないか!! 変なテンションになってる・・・ 第6部 終 |