第1章 Schwert、近江の騒音に抱かれて消える(豊橋~貴生川~水口城南)
本当に800円で回れたら超格安ですよね。しかもSSフリーがあった頃は550円だったんですよ。そもそも近江鉄道って本線、
八日市線、多賀線があるんですよ?しかも本線って凄く長いんですよ(普通で1時間半掛かる)。だから800円なんて破格です。
あんま応援になっとらんな。
対して、豊橋~米原の往復は青空フリーきっぷを使って2500円・・・。JR東海を近江鉄道の3倍応援してることになっているけど
気にしないでおこう。定期で金山まで行ってそこから米原へ向かう方が安いと思ったのに、そうでもないんだよなー
本当は一人で行こうと思っていたんだけど、母親がついて行きたいと言ったので2人で行くことに。最初からそう言ってくれれば
無茶な行程組まなかったのに。足が悪い人を1.6Kmも歩かせることになるなんて思ってなかったよ・・・
米原までは乗り慣れてしまってもう楽しくもなんともないけど、それ以上に名鉄に慣れてしまったので結局何故かJRに乗るとき
はテンションが上がる。名鉄より揺れも少ないし静かだしなあ。313系ってチート能力車だと思う。
特に通り過ぎたところについてコメントはないのだけれど、強いて言うなら岐阜。最近実写化の噂が立ったはがないの舞台ね。
わざわざ実写化だなんて、一体どういう層に向けて作ってるんだ。。。傍から見てて方向性がよく分からないね。
それと垂井。今日はさわやかウォーキングの開催地だったみたいで、沢山の人が降りていった。【朗報】垂井駅がたるくない
米原まで2時間。ようやく本当の旅が始まる。いつもは横から指くわえてみてるだけの近江鉄道ホームに踏み入れる感覚・・・!
近江鉄道羨んでる奴なんて全国探しても殆どいねーよな。
米原駅は結構綺麗だった。今まで近江鉄道の駅って八日市くらいにしか電光掲示板ないのだと思ってたけど、普通にここにも
あるのな。でも電車1時間に1~2本じゃあ存在意義が・・・。本当にそれが必要になるのって八日市、彦根、高宮くらいじゃないかな。
そしてようやく列車が到着。接近放送、お隣さんと同じかよ。
▲後から感度設定ミスってるの気付いたけど、大したノイズ出てない。セーフ
800系は近江鉄道の主力車両。西武401系の改造車両だけど、前面をリファインし、角を削り、ブレーキシステムを変更。
さらに最近はドアも黄色に塗装され、シートモケットも交換されて種車の雰囲気を脱却している感じ。でも側面はモロ西武。
昔見たときは変な車両だと思った。でも今は結構好きかもね。
ガチャコン電車なんて言われているのでどれほどの騒音かと思えば、揺れもそれほどなく、音も心地よい(カルダン駆動+
抵抗制御、ジョイント音も軽やか)という具合で大したことはない。それより自転車程度のスピードしか出さないことに突っ込むべきでは
米原~彦根間に限った話ではあるけど、遅い遅い。いつ隣の東海道本線に全速力で抜かされるかと思うと目を覆いたくなった。
ちなみに東海道本線はしばらくするとフェードアウトして、彦根でまた再会する。これ近江鉄道側が遠回りしてるんだよね。
交換されたモケットはかなり柔らかくて座布団一歩手前って感じ。ロングシートでもこれなら進んで座りたくなる。
最近はもう座るとかえって不快なロングに体が慣れてしまった。名古屋が悪い
彦根に到着して一度駅外へ。JR側の売店でお土産を買って、駅前の平和堂に入ってるパン屋さんで昼食を購入しておいた。
パンはとても良かったので彦根行ったら皆ここへ行くべき。それにしても滋賀に来ると何故だか平和堂に行かなければ
ならない義務感に襲われる。これで米原、大津についで3店舗目。店舗の差はあれあんま充実してないんだけど
彦根駅に戻ると客が結構待っている。「GWに近江鉄道利用する人なんぞ殆ど居ないだろう」と若干高を括っていたので驚き。
そもそもこんな失礼な感想を持っている人に本当に応援する気があるかは別問題。ところで彦根駅は車庫に隣接していて、
留置線も賑やか。西武からのお下がりも沢山停車中。マジでお下がりのまま使う気じゃねーだろうな(900系第1編成)
その車両群の中に、一番のお目当てである700系がもしかして居るんじゃないかと恐る恐る覗いてみたところ
▲zzz...
見事なまでにお昼寝中、予想的中、俺失意中。夕方から動き出すこともあるかも知れないが、俺はこれ見た瞬間諦めた。
そして来た列車は220形、あれっ!?2両運用の列車じゃなかったんか!?立ち席決定。ここに来て通学テンションとか笑えねー・・・
慣れてるからいいけどさ。1両。しかも16m級。そして釣り掛け駆動。発車するときはもう・・・お察し下さいと言うしか。
初めてつりかけの駆動音がありがた迷惑だと思ったわ。
途中でやっぱり気になるのが豊郷。若い男性が3人降りて行ったけどやっぱ彼らは遠方から来てるのかな。おそらく目的地
は豊郷小学校旧校舎、つまり「けいおん!」の舞台(勝手に断定)。純粋に建造物としての価値も高いそうだけどね。
ちなみに近江鉄道は当初集客は望めないと思っていたそうで、熱心なファンのあまりの多さに度肝を抜かれたんだとか。
その反省(?)を生かして今中二病とちゃんとタイアップやってるね。来てるかこれ
日野駅は旧鎌掛小学校の最寄り駅。こっちが中二病ファンにとってのメインかね。私もそのアニメは好きだけど今回は遠慮。
そもそもファンが一番訪れたいのは石山と瀬田だと思うのデスが。
周囲の自然の豊かさに妙な焦りを感じながら貴生川へ到着。貴生川のイントネーションは結局よく分からなかった。自動放送の
き↑ぶかわ↓は信用していいの?ここで彦根で買ったパンを食べたり、信楽の3両編成を撮ろうとしたら身長が足りずフェンスに
阻まれたりして結局列車に戻る。折り返しは同じ車両なので爆音220に引き続き乗ることになる。折り返しも乗車率がそれなりに
高くてGWの近江鉄道は甘くないなと実感したな。
▲近江鉄道は西武鉄道系列なので、電車はちな猫です。
貴生川から1駅隣の水口城南駅へ。駅について初めて知ったけど「水口城」の南という名前なんだね。とりあえず水口城跡まで
行って写真を撮ったけども印象的なカットがない。なので写真なしで説明すると、お堀に亀が泳いでいた。以上!
踏切を渡り駅の反対側へも行ったけど、大型店が割とあるのと甲賀市の建物が多くある一方で、ここで是非訪れたいという
ところは見当たらず。なので水口城南駅へ戻った。
第1章 終
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