第0章 2リア充、1非リア充

前回の旅行では「次は都会へ行く」という結論が出て、7月末にはその計画も現実味を帯びてきた。
しかも話し合った結果2泊3日の大規模な旅行になった。

しかし俺、平和主義者、マサオくん共々大学生のため7月末あるいは8月頭までテスト続き。そのため話し合って計画を練る余裕がない。
最も早くテストが終わったのは俺だったけど、関東(というか都会)がよくわからない俺が一人で考えても、ねえ・・・?
それ以前の問題として、これまでの旅行でも俺が提案した行き先は良し悪しの差がとっても激しく、特に一度も行ったことのないところを
計画に入れると大体微妙な感じで終わる。そんな実績(?)のせいで場所選びが更に進まず。

かろうじて組み上がった計画を見て「暑いし疲れるしこれを遂行するのは厳しいだろうなー」とは思ったものの、一方で「いつもより
アバウトな計画だし、都市部は列車も多いし、なんとかなるっしょ」という甘い想定もあり、見切り発車で出発の日を迎えた。

そんな風に黙々と計画を組むSchwertをよそに、あとの2人は部活などで忙しいながらもそれなりに充実しているようにに見えた・・・^w^
リア充と非リア充が一緒に旅行をして大丈夫なんですかね(小声)

第0章 終

夏休みNot田舎へ行こう 2013/8/13~15

第1章 東海道ゴールドフォーメーション (豊橋~藤沢)

横浜に居る平和、豊橋に居る俺とマサオくん(帰省中)は別々に藤沢へ。

普通に静岡を横断しようとするとたのしい静岡の旅になってしまうので、以前平和と静岡&身延へ行ったときの列車を利用。
結果、373系→373系→313系2500番代→E233系3000番代となり、停車駅も減らせて負担はかなり軽減できた。

①普通浜松行き 373系


▲なんと6両

所謂乗り得列車。でも373系は乗車券だけで乗れる列車にも結構な数が入っているので馴染みのある人も多いかも。
以前は大垣~米原にも普通運用があったけど今はないかも?豊橋~浜松には多少ながらも設定あり。

浜松到着時の妙な都会感は何回来ても不思議で、この光景を初めて見るマサオくんは特に驚いていた。
一応政令指定都市だからね

②ホームライナー静岡34号 373系

言わずもがな。ただし浜松で乗るので整理券のみ、座席指定は受けられない。とはいえお盆という時期が良かったのか、
座席指定券持ちの人に席を譲ることもなかった。停車駅が少なく回転リクライニングシートなので310円でこれは得だな。
菊川って停めなきゃダメなん?ただ残念ながら乗り換えの時間が短くて写真は撮れなかった;

③普通熱海行き 313系

形式も似てる、見た目もちょっと似てる、しかし車内は大グレードダウン。ロングシートなので床が広い!すごい!
静岡から乗って乗客の多さに驚くのはいつものこと、清水に着くまでには席が空くのもいつものこと。東海道本線と静岡清水線が
あってもなお静岡~清水の自動車道は交通渋滞が起こると聞いたことがあるけど、そうなる理由が分かる気がする。

由比駅では、静岡地区においては珍しい緩急待避。と言っても「ふじかわ」の走る区間ではそこまで珍しくもないか。平和から
ICカード式の定期も通常の電子マネーとしての利用ができるということを教えてもらったので持ってきていて、それを最初に使った
のがここ由比駅の自動販売機。便利ですね。


▲カメラのシャッタータイムラグが少ないのはありがたい

長い道中、マサオくんは大学の知り合いの「にっしー」なる人のエピソードを話したり、「反対から読む」と宣言しながら
「おにぎり」→「にぎりお」って言ったりと3月から一切変わらないテンションを一貫。旅行記に向かないすぎる・・・
旅行のノリとはそういうものだと思う。

丹那トンネルを抜けて熱海へ。関東旅行に来たなぁという実感が徐々に沸いてきた。

ずっと車内に居て忘れていたけど暑い。熱海での乗り換えはわざと1本送ることにしていたので待ち時間が長く、しばらく暑さに
さらされた。熱海駅内の何かの店(曖昧)に帽子が沢山売っているのを見たマサオくんが「帽子買うわ」と言った、そのこと自体は
なんでもないことだけど、同じ言葉が3日間各所でタイムリーに出てくる。てか何で各所で帽子売ってるの?夏だから?
それだけでなく「にぎりお」「づーぬまわず」「にっしー」などが既に言うだけでなぜか面白い感じになっていた。
だから旅行記で伝わらないんだって!!

次に乗るのはE233系3000番代。E231系1000番代に乗りたくなかったので一本送って狙った。


▲広角寄りで撮ると編成後尾が恐ろしいことに・・・

15両っていつ見ても変な感じ。最初の車両が目の前に現れてからドアが開くまでの時間の長さは東海地区では経験できない。
ホーム端まで歩いてボックス部に座ったが、誰も他に来なかった。やはりE231系1000番代に比べると幾分か座席はマシなようで、
ゴールドフォーメーションの一角を担うに足りる車両と言えよう。
熱海からの車窓を見て「海が近づいてきたー」と言ったところ「海は近づいてこないよ?」とつっこまれた。確かに。・・・じゃないよ!?

小田原を過ぎるとさらに関東っぽさが強くなる。とはいえ質素な島式ホームの駅が多くて意外。どの駅も駅舎は大きいのにね。
湘南新宿ラインの快速とも接続したんだっけな。快速同士なので、緩緩接続というべきか急急接続というべきか。
平塚駅辺りでマサオくんが眠気を催したが、列車はまもなく最初のポイントである藤沢へ到着。いい列車選択をしたのであっという間
だった。JR東海はHL増やしてどうぞ ※今の普通列車を置き換えるのは無しで

次章、ついに平和主義者現れる。

第1章 終

第2章 平和主義者との邂逅 (藤沢~鎌倉)


▲ついに小田急を撮影する機会が。

藤沢駅到着後、俺とマサオくんは小田急ホームへ。平和に「改札近くの見えるところに居てください」と言ったが、着いてから
「自分達の到着が先」という事実に気づく。遅!
平和を待っている間も多数の列車が到着しては折り返す。終着駅でないとはいえ、櫛形ホームなのにこの到着本数。関東すごい!
近鉄名古屋や名鉄岐阜では見られない光景。
ただしほとんどが3000形。仕様違いはいろいろあるはずなんだけど、知識がないので手当たり次第に撮る→やっぱり飽きる

そしてついに平和主義者が登場し、5月5日以来に3人が集合した。そしてここから片瀬江ノ島へ向かう。乗ったのは1000形だった
けど、どうやら元ワイドドア車だったみたい。未だに開き幅は1.6mで名鉄のワイドドア車(?)SRが1.4mよりも更に広い。そんなに広い
のに乗るとき気づいてなかったことは触れないことにする。

片瀬江ノ島到着ーなんだこの酷暑
この中を江ノ島展望灯台まで歩いていくのかと思うだけで既に視界が霞む。海岸にはちょっとアレな感じ人が沢山居た。近くを
歩いていたチャラいにーちゃん達も女捕まえるとかなんとか言ってて江ノ島怖いなー関東怖いなーって思いました(小並感)

よくテレビに映る江ノ島大橋を渡り、歩き、上り、上り、上り、上り、上り、やっとの思いで江ノ島展望灯台到着。
その展望フロアは海抜101mなんだとか。でも誰かが置き忘れたらしいペットボトルに異常にキレるおっさんが印象強すぎた。
カルシウム、摂ろう!

展望台から景色を眺めつつ、次の目的地・鎌倉で何を見るか等々話し合うが、さっきまでの暑さが残っていて思考力が低い。
休み入ってからずっと家の中に引きこもってたからリアルな暑さはやばい。気が済んで灯台を降り、駅方面へ戻ろうとすると、
なんと行きの道は遠回りだったことが判明。OMG

鎌倉まで江ノ電に乗るが、当然こうも観光シーズンなので混雑を体験することになることは容易に想像ができる。江ノ電は
全国的に見ても珍しい4連運転をする中小私鉄だけど、車両が小さいので輸送力が不足してしまう。

江ノ島駅は江ノ電の中心駅の筈だけど、随分存在感のない駅なんだね。至近に来てやっと駅の存在に気付いた。
鎌倉行ホームで待っていると現れたのは500形!だけど乗るのは後ろ2両の1000形。


▲前パンなのを意識してなかったからミスした

ギリギリ近くまで住居など配置されて、曲線もかなり半径の小さいものばかりで加減速も高頻度。
まるでディズニーランドだ、とはマサオくんの言葉。・・・どういうこと?
峰ヶ原信号所では恒例の列車交換。由比ヶ浜駅で駅名表をガン見したりしながら、先ほどの写真を撮ったところでもある
終点・鎌倉に到着。

鎌倉駅を出て、まずは観光の前に飯を食べようということになったが、いまいち丁度いい店も見つからなさそうだったので
駅前すぐのマックに入る。ここの住所は鎌倉市小町1-6-19。・・・って訳だから、俺の鎌倉訪問の目的は達成。何しに来てるんだ・・・

何はともあれマックで作戦会議。次はどうしよう?

第2章 終

第3章 俺達と煙は高い所に昇る (鎌倉~横浜)

鎌倉のマックで話し合うも、特に鎌倉で行きたいと思う所がない(というより行って疲れたくない)のでさっさと次の目的地の
横浜へ行くことに。

しかし実はとある駅で降りる予定があった。

小町」と来れば、「戸塚」でしょう。

「戸塚」だけでなく、「彩加」は再開発から来ているので西口へ出る。さらに言えば直接の元ネタはとつか再開発くんという適当なキャラ
だったりするよ。このキャラの顔面積をそのまま4.3haにする必要性はあったんですかね・・・

一応総合ビル的な何かがあってテナントも入っているけど、人が全然居ないところもあるし、とりあえず視界のうち灰白色の部分が多い。
ちなみに東口はいたって普通の駅前だった。あと、バス乗り場が2階にあるのもここだったっけ?

18きっぷ利用の俺とマサオくんはそれだけの話だが、1日目は普通に乗ってる平和は無駄に運賃が加算されてしまった。
誰だよ戸塚降りるって言った人(白目)

また移動して横浜。関東は編成が長くてホーム進入速度も速いので撮影が面倒だから、鉄道写真は特に撮らずに進む。
すぐ隣に京急横浜駅があることを初めて知りながら、乗り換えて桜木町に向かう。
桜木町駅を降りるとすぐそこには横浜ランドマークタワー。何歳の頃だったかも忘れるくらい昔にここのホテルに泊まったことが
あるが、今回はタワー最上部の展望室「スカイガーデン」を訪れる。しかしこの辺でかなり疲れが出てきて、タワーへと向かう
動く歩道上で放心状態。3日間の旅行だというのに1日目の夕方にこれはとってもまずい。


▲手前の不思議な形した建物は以前の訪問からずっと覚えている

1000円払って、高さ273mの69Fスカイガーデンへ。そういえば江ノ島展望灯台に続きまたしても展望台。
でも今後もっと高いタワーだとか、さらには山まで行ったりするのだから高いところ昇りすぎこれ!
狙って高いところばかりに行っているわけではないんだけれど。
鎌倉で観光しなかったので時間も余り、スカイガーデンに居続ける。記念に買ったのはランドマークタワーの形をした・・・なにこれ
城やらなんやら構造物を訪れたときはこういう小物を買うことが多い。

そしてまた作戦会議。
ちょっと早いが石川町まで電車で行き、中華街で夕食とすることに。足の状態が良ければもっと歩き回れたかも知れないが。。。
タワーを降りる途中で下の階のランドマークプラザに行き、崎陽軒の焼売の真空パックのを購入。

石川町で降りて中華街へ到着。理解できない言語があちこちで話されている環境に焦る。ただそれより気にすべきことは
足の状態で、足にブルースクリーン出ましたとか知能指数も低下してそうなことを言いながら、力を振り絞って歩いた。

適当に選んで店に入り注文をするが、平和とマサオくんの分は割と早く出てきたものの、俺のは出てこない。焼売4個なのに・・・
伝票も出てこないので完全に足止め。最終的にはちゃんと出してもらったし美味しかったからいいんだけどさ。
そんなに商品を出すのに時間が掛かる状態で店先で積極的に声掛けしてちゃダメだよね!?

さらに歩いて歩いて、次は急に加わった今日最後の目的地・横浜スタジアム。その日は少年野球かなんかをやってたようで
ドサクサに紛れ中に入って行って球場内を見回すことが出来た。プロ球団の本拠地としては狭いけど、自分の目で見る分には
とっても広いハマスタだった。
球場から関内駅へ向かう途中では、当日東京ドームで行われていた読売vs横浜の試合のパブリックビューイングをしていた。
読2-0横・・・まあ仕方ないか(失礼)。 関内駅もベイスターズ仕様。今年のセ・リーグはどうなるやら。

暗くなりいっそう写真が撮りづらくなり、未撮影の205系もE233系1000番代もスルーしてしまう。こいつ鉄道ファンやめてるな。
そして横浜駅からはバスで平和の下宿へ向かうが、バスは駅を出るとすぐに急勾配を昇り始めた。横山市と揶揄されるだけ
あるね。平和の下宿地も海抜60m以上あって、高いといえば高い。少なくとも豊橋在住の俺や津在住のマサオくんからすれば高台。
津波の心配しなくて良いなんて羨ましいなあ('

下宿では次の日の計画や雑談や色々。テレビをつけるとさっきパブリックビューイングしてた読売vs横浜の試合が放送中。
同点になってるどころか打ちまくってる!結局その試合は後から巨人に追い上げられはしたものの横浜の勝ち。

次の日が6時起きなので11時に寝ようとしたけど、3人とも11時に寝るなんて健康な生活してないので寝られるわけもなく。
第1章でも出てきた「にっしー」の「自転車で30km/h出せると言って漕ぎ出し、あまりの速さで見えなくなったと思ったら
溝にはまっていた」という逸話や、高1のときの国語の教師・通称「のむ」は
でかすぎてどこまでのむか分からない ※本当にデカかった
という話が無駄に笑えてしまい、結局日付が変わって1時まで寝られなかった。

旅行のテンションすごいね。

第3章 終

第4章 炎の浅草ウォーキング (横浜~押上)

6時起きの予定が目を覚ますと5:49。旅行や修学旅行では丁度良い時間に起きられることが多い気がする。

2日目は大体4箇所くらい訪れる場所を決めてあってその周り方まで計画してあったけど、それは例ぐらいにしか考えず、適宜
考え直そうというスタンスで行動する。まずは混雑が予想される東京スカイツリーを最初の目的地とした。

行きの横須賀・総武快速線はなかなかの混雑だったけど、東京で一気に降りてガラガラに。東京駅の地下ホームって
かなり不便な気がするのに利用者多いんだね。地上に出ると総武緩行線と合流する錦糸町、一行はここで東京メトロ
半蔵門線に乗り換え。メトロの錦糸町駅はまるで地下鉄の単独駅のような設置のされ方で割と初見殺し。今回は乗り換え
経験のある平和にお任せしたので問題なかった。

半蔵門線といえば相互直通が盛んなので来る車両も様々。何が来るかと楽しみにしていたら東急5000系。はい
たまに「E231系なんかと一緒にするな!」と言われてるけれども、車体構造は同じ・走行機器は東急オリジナルだったら
結局は同じ車両だと思う。いまや「この手の車両」には名鉄3300系や京急1000形後期車も含まれるし、仕様の違いではなく
標準化という理念の共通点を語るべきだよ。やっぱり会社それぞれのオリジナリティをあっさり潰すのは悲しいね。

押上で降りると歩いてすぐスカイツリー!以前建設中に訪れたときも高さに驚いたけど、完成して更なる高さに圧倒される。


▲ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

でかい。のむと同じくらいでかい。でものむはどこまでがのむかわからないくらい大きいので、スカイツリーとのむの大小を
判断するには至らなかった。
時刻は8:40頃、高さ350mにある天望デッキへ昇るためにチケット購入の整理券を貰うと集合時間 10:30~11:00

!?

予定を繰り上げてここに先に来て正解だったみたい。ってか営業時間8:00からじゃないの!?皆早いよ!!

まだ2時間近く余裕があるので時間つぶしを考える。当然(?)徒歩圏内の浅草へ行くことになるわけで。しかしこの時俺は
前日の足の痛みが取れておらず、、、また歩くのか・・・(絶望) そもそも朝の8:40に足が痛いと言ってたら最後どうなるの・・・

別物になった業平橋駅改めとうきょうスカイツリー駅を横目に浅草へ出発。東武浅草まで結構距離あるんじゃなかったっけ?
と少し心配になったけど、1.1kmと大した距離じゃなかった。それでも今の俺には辛いんだけどさ!
道中ではアサヒの金色のう●こオブジェも見えた。伊勢崎線の末端が建物に突撃しているのを右手に見ながらまた歩けば
よくテレビで見る通りの浅草に到着。


▲車や人が通らないタイミングを狙って撮る必要アリ

仲見世は殆どスルーで本堂まで直進。その時点で足とか色々(※第7章に書きます)個人的問題があったので"無事に旅行を終えられる
こと"をお祈りした。

行きと別の道でスカイツリーまで戻るが、相当な暑さと相変わらずの足で体力的&精神的ににかなり厳しい状況。なんで旅行で
限界状態迎えてるんだ・・・
こういうときに気持ちをつなぐのは鉄道。丁度隅田川を渡るときに東武200系が浅草を出発していくのが見えた。この東武200系、
東武の車両の中でも特に好きな車両なので、遠くから見るだけでもテンションが上がる。単純すぎる・・・

諸般の事情で(※第7章にry)自動販売機があっても飲み物を買えず、気がつけばとうきょうスカイツリー駅の近くまで来ていた。
スカイツリー付近なら事情(※第7ry)に合った自販機もあるという予想は当たり、やっと水分補給できる!と思ったら全部売り切れ。
そうか、そう来たか

集合時間まで少しだけ余裕があったため平和とマサオくんはマックへ行き、その間に俺は必死に足を休める。2人が戻ってきたとき
ちょうど集合時間となった。やっとスカイツリーに入場できる、この熱気から逃げることができる。

炎の浅草ウォーキング、完遂。

第4章 終

第5章 下町と空繋ぐ樹 (押上~千葉)

時間が来たからと言ってすぐに上に行けるわけではなく、まずはチケット購入の列に並ぶことから。直前にマックで色々買った2人は
並びながら食べていた。普段ならこれほど長い長い人の列には愕然とするはずなのに、今なら歩かなくていい・暑くない・喉が乾かない
とすごく好条件に思えるから不思議なもんだ。並んでいるときにさして面白いことはなかったけどね。

チケット購入後手荷物検査を受けてエレベータ前へ。三脚持ってるので見た目が怪しいけど、手荷物検査もクリアした。
何人か天望デッキ到着前の様々な写真(案内パネルやエレベータ)を撮る人が居たが、これって何の意味があるんだろう?
多分俺らと違って本気で高いところ好きの人達なんだろうな。

エレベータで350mの高さへ。


▲江ノ島101m→横浜273m→浅草350m

やっぱり感想は「高い」より「涼しい」。自分達がさっきまで歩いていた道や付近の建物の屋上などの近いところばかりに
目が行きがちになるけど、それじゃ折角の高さを活かしてないじゃん!っていう自己つっこみ。
1階下の345mのフロアにはクッション質の肘置きがあるエリアも設けられていた。東京スカイツリーからは浅草、業平橋、曳船の
3駅がよく見えて、かつ先述のエリアからは業平橋~曳船を走る列車が撮影可能。もちろん望遠はかなり必要になるから、昨年に
換算500mmまで望遠に寄れるカメラに換えたのが功を奏した。


▲東武100系はスカイツリー開業に合わせて塗り替えられ、東武っぽくなくなった

ちょっと他所に目をやれば、伊勢崎線だけでなく亀戸線や京成押上線も見える。亀戸線は2両の8000系が黙々と行ったり来たりの
繰り返しをしているところ。名鉄三河線や広見線で似たようなことはしているが、そっちはかなり都市部から離れたところでの話で
あって、人口集中地帯での小規模輸送路線は珍しい部類。
京成押上線を走っていったのは京成3000形、3050形、京急1000形、北総7500形など。4種中3種が同じ顔じゃん!でも京成グループの
標準仕様は結構好きだったりして。京成では3400形や3700形あたりも好きなスタイルなので、機会があればぜひ撮影したい・・・
とはいってもそんなに何度も関東に来られないので難しそう。

眺望(と撮影)を十分楽しんだところで次なる目的地へ向かうのだけれど、

計画変更:稲毛海岸→千葉

やはり俺の旅行計画はまちがっている。
という訳ではなく単純に疲れて歩くのが嫌になった。稲毛海岸で降りたらまた歩き回ることになるからね; 錦糸町へ戻る列車は
なんと(?)東急8500系。一番乗りたくない車両が来た気がする。乗り換えの錦糸町では気が向いたので総武快速線を撮った。


▲運よく遭遇した209系500番台。実は京浜東北線、京葉線に続く3路線目。

千葉へ行くといっても昼飯を食べるくらいのことなんだが、
千葉駅 西口




何もないんですがそれは・・・

政令指定都市もピンキリなんだろ(適当)

歩いて駅の表(?)へ行くとようやく大都市っぽさが出てきた。人口90万人以上の都市はこうでないと。でも船橋の方が都会っぽい
千葉市は駅からそう遠くない市街地でも死んでたり怪しいお店が並んでたりするような街だと予習してきたので、ネタにするほどの
衝撃を受けたわけでもない。そういうところは船橋も同じ。

松屋を見つけたので入る。食券買うのにICカード使えるのは事情が事情なのでありがたい!ミニサイズを選ぼうとした瞬間
この出来事を思い出して躊躇した。それでも注文するのはミニサイズ。するとなんということでしょう、
普通の量で出てきた!ここの松屋は全体的に量が多いみたいで、平和はおぞましい量を食べていた。サービスがいいとも言う。
ここでの食事中に起こった出来事が印象的だった。俺にとってではなく、マサオくんにとって。

店内を流れる曲が「リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION」 何かを思い出してしまった(?)マサオくん歌い出す

食後はまっすぐ千葉駅へ戻る。駅前と松屋を結ぶ通りは食べ物屋やらゲーセンやらが集まる通りだったみたいでとても賑やか。
マサオくん「消してえええええええええええ」
千葉駅で目にした209系房総色の多さには引いた。アホの動労のせいで時代に取り残されて利用者が気の毒なのは前からでも
よりによってこの車両が転属してきてしまうのは、、、耐用性とか大丈夫なの?
一方マサオくん「消してえええええええええええええ」
困ったことに千葉駅の成田線ホームにベンチがない!人も歩いてこないので(←!)仕方なく階段に座り混む一行。
あとN'EXは千葉通過とか知らなかったそんなの・・・
そしてマサオくん
「消してえええええええええええ」

リライトしてー!!!!


▲京浜東北線に居た頃は好きだったけど、この転属は・・・

第5章 終

第6章 千葉って○○なんですか (千葉~信濃町)

次の目的地の成田空港へ再びエアポート成田に乗車。過去の旅行でも1度乗ったことがあって、それ以来E217系のイメージは
良くなかったけれど、これだけ乗り続けるとなんとも思わなくなってくるなあ。都賀までは普通に都市路線っぽかったのが、佐倉に
向かうにつれて一気に緑一色になる沿線風景。千葉近郊恐ろしい・・・
今回の旅行は地方に行き飽きた平和とマサオくんの提案から都市部と周辺を周っているわけで、Not田舎とわざわざ銘打ったのに
気がついたら地元と良い勝負(orもっと田舎)なエリアを走っている。あれっ

成田駅も規模が小さくて、15両の列車が来る駅には見えない。ここにE231系の常磐線色も停まっていたけど写真は撮れず。ここを
出るとすぐに京成線と合流して成田空港へ、という線路配置で合流後は単線併走なので異様な雰囲気がある。スカイアクセスが
開業したことで併走部分が一気に長くなったみたい?
空港第2ビル駅も一見ただの相対式2面2線の駅に見えて、軌間や駅名標が違う不思議な光景を目にした。そして成田空港駅も
JR線ホームからすぐ近くに京成車が停車しているのが見える。しかし空港内の2駅はとっても暗いので、撮影はほぼ不可能。どうせ
京成新AE形やE259系のデザインがそんなに好きではないから大して残念でもない('A 2つ並べるとデザインの方向性が近くて
見栄えがいいとは思う。

改札を出るとすぐに手荷物検査、のはずが特に検査されなかったので手荷物検査ではなかったのかな(意味不明) 唯一身分証
だけは提示を求められたので大学の学生証を出した。どこの大学だよと思われたかもしれない
空港内を歩き回ると出待ちをしている人達を見つけた。リライトを歌い続けている人が「ここで有名人に会えるかも」と言ったので、
ナチュラルに出待ちの人たちに混ざる。周囲の人も興味を持ってどんどん集まり、人の群れは大きくなっていった。・・・が、調べても
誰が来るのか判明しなかったため、一度そこを離れて目的を果たしにいくことにした。

平和がエアバスA380を撮影したいということで第1ターミナル展望デッキへ向かう。またも「展望」と名の付くものに向かう一行。
展望デッキからは各国各社の航空機が見えるが、素人目には明らかな仕様違いを除けば全部一緒に見える航空機たち。


"全部一緒じゃん"

今までずっとたくさんの人から言われ続けてきた言葉だ!
鉄道ファンが何に違いを見出して蒐集撮影をしているかよく分からない人たちはこういう気分で居るんだなあ(詠嘆)

と言っても、わからないをわからないのままにしておくより少しでも理解する努力をして楽しむ方が利口だと思うので色々観察して
考えながら撮影する。立場が変わったら俺も同じ意見、なんてのはよくないよね。あまりにもジャンル違いすぎると諦めもしただろうけど

あと俺の所属学科は機械航空だから航空機も多少分からないとまずいかも?

名鉄3500系と3700系の違いを理解する、に近いかどうかは知らないが、とりあえず違いを見つけては撮るの繰り返し。てか鉄道でも
同じだけど違いは写真を整理するときに考えればいいことだね。


▲デルタ航空がどこの国の会社かすらわからない・・・。近鉄を知らないようなもの?

そんな心意気から段々と撮影に乗り気になってきた!のに肝心の平和とマサオくんは暑さでローテンション(ただしリライトは歌う)
加えてA380の便が遅れていたみたいで、15:45が15:55になり、16:20になり・・・と長引けば2人のテンションはガリガリ削られていく。
30分以上遅れてようやくお目当てが登場。2005年から運航される超大型旅客機で、ターボファンエンジン4発・総2階建て。
マサオくん・Schwertの素人2人の感想としては、「のむほどじゃないけどでかかった」。


▲ここでもまた望遠が活躍

・・・ところで、航空機ってどのように撮ればよろしいのでしょう(今更)

撮影後は少しくつろいだ後、駅へ戻る。大きいものを見てしまったために話題がのむに戻り、駅までの道中は
・「黒板だと思っている部分はのむの一部だった」
・「のむは大きいので教室から職員室まで同時に存在する扱い」
という仮説の提案になった。なんでこんなアホなこと言っているかというとこの教師、授業前に黒板が完全に消せてないとキレて
即座に職員室に戻ってしまう方で。確かに日直の怠慢も分かるんだけどそれは職務放棄だよ!こんなことしてるけどかなり若い。

さっき人が集まった出待ちスペースの人はもうまばらになっていた。そして出てくる人たちの様子を見て気づく
修学旅行か!

まあ勘違いもするよね。

そんな変なオチが付いたところで駅に到着し、

計画変更:我孫子経由→千葉経由

特に理由もなく別線を使って帰るつもりでいたけど、それすら面倒になってきたので来た道を戻ることにした。そしてさらに

計画変更:東京都庁→神宮球場

なので千葉駅からは中央・総武緩行線に乗って信濃町へ。信濃町って名前聞くとアレがよぎって身構えてしまうが。
予定外ながらE231系総武線車に乗ることができた。結局今回の旅行でJR東日本の多種の通勤・一般形電車に乗ったけれど
面白いくらい差がないので、面白いくらいコメントも無い。
ただ、普段の通学では「座っても快適じゃないし」って思っていたロングシートも「足が休まるだけでも大違い」と考えを改める
ようになった。何で普段は足痛くならないのに今回だけこんなに酷いの・・・

信濃町へ向かう途中は平和・マサオくん共にお疲れモード。昨夜アホトークで笑い続けてなかなか寝なかったのもあるし、今日の
行程はやっぱハードだね。俺は足以外一切の疲労が蓄積してないし、大好きな鉄道利用と来てまだまだ元気。それはもう
足にエネルギー回したいくらい元気。足足うるせー!!(バシ

信濃町で降りると神宮外苑はすぐそこで、5分ほど歩けば球場の放送や応援が聞こえてくる。球場の周りを一周したときはずっと
ヤクルトが攻撃し続けて比屋根、上田、川端らの応援歌が聞こえてきた。そして守り続ける中日はその時点で既にボロ負け。
とはいえ3人とも今年の中日に関しては諦めているのでどうでもいいし、俺にとってはオリックスの方が重要。そしてオリックスも負けた・・・

神宮球場の隣でバッティングセンターを発見。そういえば球場付近にバッセンがあるって話をどこかで聞いた気がする。マサオくんが
挑戦をするので俺は見学することにした(諸般の事情もあるし)。ここにはプロ野球の投手を想定したマシンが用意されていて、
田中将大や前田健太といった明らかにやばそうな相手を避けようと内海哲也を選択。いや内海も十分やばいって。今は
統一球(違反球)専用Pなんて言われてるが、だからと言ってねえ・・・?
後ろから見ている限りでも緩急差がなかなか激しい。マシンと言えどカーブはキレッキレで視点変えるどころかまず目で追えない!
マサオくんはチェンジアップだけをちゃんと打ち返していた。

飯も食べなきゃいけないので神宮を離れようとした途端に背後で爆音が。振り向くと花火の連発で、どうも当日は花火ナイター
だったみたい。これはラッキー!その花火が終わるまで見続けて、中央線で信濃町を離れた。

第6章 終

第7章 金とカードは使いよう (信濃町~横浜)

信濃町から中央線、御茶ノ水で乗り換えて中央快速線、東京から東海道線で横浜へ帰る。段々考える気力がなくなってきていたから
平和に「東京経由で帰るか?」って言われたときに「東京経由ってどこ・・・?」って素で思った。

さて、2日目に入った第4章からここまで「諸般の事情」が何度も登場していたがここで説明させていただこう。

今回は初めてmanacaをチャージして利用している、ってのは第1章でも軽く触れたとおり。本来はそこまで必要ないけれど、念のため
3000円チャージしていた。一方の現金は交通費、観光費、食費と当初行く可能性があったカラオケの料金を大体で計算して持っていた。
そのカラオケはあまりにも無謀だったからやめたけどね。

1日目の夜に財布の中身を見て何となく違和感を覚え、2日目の朝に確認してみると必要経費+1000円くらいしか残ってない・・・
当然そんなに余裕のない状態で行動するのは危険なので、平和の18きっぷから1回分使う予定だったのを俺の18きっぷに変更。
これなら現金の移動がないので実質的に+2300円。

何故こんなに1日目でのお金の減りが早かったのか・・・真っ先に思いついたのは記念品やお土産。でも1日目終了時点ではまだ
スカイガーデンで小物を買っただけでそんなに減るはずがないので、1日目に使ったお金を一つ一つ丁寧に計算していく。

最大の原因は 飲み物 。

食費は当然考えて持ってきたのに対し、飲み物には頭が回っていなかった。暑さもあって、150円のボトル×4くらいは1日で飲んでしまい
例えばこれが3日続けば1800円程度、この額は今回の俺の所持金全体からすると小さくないスケールの数になる。つまり飲み物と多少の
お土産だけでカツカツになってしまう額だったというわけ。ところでカラオケの料金はどこ行ったの!?

そこでmanacaには多めにチャージしてあることを思い出して、必要な限りの飲食その他はこれで支払うことにした。ちなみにmanacaへの
チャージに回すお金が多かったってのも現金不足の原因の一つだと思う。何にせよこれが"諸般の事情"の正体。

となれば駅から離れている自販機や古い自販機では飲み物が買えず、浅草で干上がりそうな思いをする羽目になった(_ _)
あと松屋の食券をICカードで買えたのは本当にありがたかった。


▲御茶ノ水駅にて。止める場所がよければもうちょっと見れる写真になるんだろうけど

さて東京経由のお話に戻すと、1本送って座るという選択肢もあったけど早く帰った方が足にもいいと思い、既に停車中の列車に乗る。
ふらっと乗るとE231系ばっかに当たるね。それが失敗だったのか、そうではなかったかは分からないけど品川以西は結構辛かった- -;
オリックスがしょぼい負け方するのが悪いわ

夕食の店は横浜駅からちょっと歩いたところ。通っていく街はいかにもリア充が集まってそうな雰囲気的に居た堪れない感じの街だった。
そこを抜けたところにあるラーメン屋で学割ラーメンなるものを食べた。成田空港に続いて妙に仕事の多い学生証。どこの(略)
その後は1日目同様にバスで平和の下宿へ戻る。

マサオくんがスピーカーからリライトを流したのに便乗してアニソンを流したり、オリックスのタオルダンスを披露したりして遊んでいると
打ち合わせや連絡に使用している掲示板に
52 名前:i??i?≫i?μa??a?“ 2013/08/14 (Wed) 23:16:17
c? a??a?§a??a??

なんだこの書き込み!?(驚愕) 誰もこの時書き込み操作をしていないので怪奇現象

1日目よりも更に好き勝手やるつもりだったマサオくんは「ゴリラ眠い」「30分だけ仮眠」と言ったきり寝てしまった。ゴリラ~はすごく~っていう
意味らしいので津の方言かもしれない、そんなわけがない。 平和はロフトで早々と寝ようとしていたけど、なんとなくスピーカーでトナ回
流し始めたところラジオを聴く趣味がない彼でも冒頭の会話シーンの声に反応して下りてきた。アニメ自体を見てたんだろうな。
その後は平和が録画した「犬とハサミは使いよう」を流していたのだが、本人は10分くらいしたら寝落ち。その数分後に起きて、寝落ちした
ところからまた再生。なので俺はバストアップのくだりあたりを2回見たことになる。

犬ハサ見つつ声優でも当てようとしたものの当たらなさ過ぎて全く成立せず。ダメ耳すぎた('
あの犬の声は最初神谷さんかと思ったな。聞いてるうちにそれは違うとは分かったけれど。ところでこの作品非常に支離滅裂だけど面白いし
作画も良くて興味深いね。こういう感じの井上さんの演技聞くとISのラウラ思い出す。

犬ハサを1話分見終わったあたりで就寝、結局最後に寝たのは俺だったみたい。車内でも寝ないし、前日も寝るの最後だし、この人
睡眠時間少なすぎじゃねーの!?

第7章 終

第8章 8月15日の箱根登山鉄道 (横浜~宮ノ下~箱根湯本)

3日目の朝。
起きたら俺とマサオくんはコンビニへ朝食を買いに行く。平和は依然就寝中。折角なので前日夜にマサオくんが流した衝撃的なカラオケの
録音音声を流し放しにしてコンビニへ行こうとするもループ再生が出来ず断念。平和に気分よく(??)起きてもらおうとしたのに・・・!
ちなみにその音声はマサオくんの知り合いが歌ったらしく、とっても下手で声裏返りまくりの歌なので気分よく目覚めるわけがない

2日目のような財政的ピンチはなくなってちょっと余裕が持てたのものの、箱根で何をするとか何を食べる等あまり決まっていなかった
ので適当なことは出来ない。この面子で旅行すると急に豪華なもの食べようとするし・・・

横浜から東海道線に乗って西進、滅多にこの区間の普通列車には乗らないので辻堂や二宮といった駅をじっくり見るいい機会になった。
快速に通過される駅は、15両が走る地区とは不釣合いに素朴な雰囲気を漂わせていた。もちろんそんな駅でもホーム長は15両分。
今日の最初の目的地は箱根・大涌谷。普通鉄道→登山鉄道→ケーブルカー→ロープウェーとランクアップ(?)しながら上へ昇るので、
小田原ではそれらをまとめてカバーしてくれる「トコトコきっぷ」を購入。1500円で小田原~箱根湯本~強羅~早雲山の乗降が自由に
なり、単純な往復でも一応元が取れるような設定になっている。


▲似合ってないのは写真だからだと思ってたけど、はい。

昔は小田原~箱根湯本にも各種の車両が入り乱れていたらしいのだけど、今はこの車両とロマンスカーくらいに限られている様子。
そういえば1日目の藤沢~片瀬江ノ島でも1000形に乗ったし、運転形態共々江ノ島線の末端部と似てないこともない?
大型車の登坂もなかなか面白いなーなんて思っているうちに箱根湯本に到着。各駅で交換を行うネットダイヤになっているあたり、
流石は多くの客が訪れる観光地だなあと感心したけど、特急も交換のために停まるんだね。

箱根湯本駅到着時には既に強羅方へ向かう列車が停まっていた、ので乗客が多すぎて断念。結構乗車時間が長くなるので頑張って
並んで次の列車で座席を取ろうという目論見。


▲行って改めて感じたロマンスカーの世代交代・・・もうRSEもHiSEもいない

次の列車が入ってきて即刻座席確保。箱根湯本方の運転台直後を取ったでスイッチバックで前面になったり後面になったりする。
そういえば乗った車両も送った車両も2000系だった。
列車は超満員の客を乗せて強羅へ定刻に出発。いきなりの強烈な急勾配にびっくり、一番驚いていたのは今回もマサオくんで
「ディズニーランドじゃん」ってまたですか
神奈川の中小私鉄は特殊鉄道的な路線が多いね。

途中の車内放送で知らされる「ケーブルカー15分待ち、ロープウェー40分待ち」という恐ろしい現実。待ち時間は想定してなかった^^;
なんて思っている間に宮ノ下駅は俺達が先頭側で到着。直前のカーブは模型ですら見ないような急カーブで、多分江ノ電にもない。

が、ここで妙な異音がして、同時に運転台の計器が動かなくなる。運転手は急いで電話を取る。

――――列車は問題なく宮ノ下に停車したけど、出発信号機が青を示しても発車の気配はなし。これはやってしまいましたなあ、と
話していると案の定「この車両は当駅で点検を致しております」 車内がざわつき、結局10分くらい後に運転中止の放送が入った。

なんだこれー!!!

乗った車両そのものが故障するってのはなかなか稀な話。それまではまぁハプニングとして済んでしまう話だったのにね

「強羅方面はバスでお向かいください」 (゜ω゜ )!? 「箱根湯本~強羅は全線で運転見合せとなります」 (゜ω゜;)
「このバスは満員です、次のバスをお待ちください」 おお、もう・・・

これより上へ行くのは断念して箱根湯本へ戻ることにした。降ろされた宮ノ下にあったローソンは1000円札不足って言ってたな。
居合わせた乗客も流れ込んだので不足を解消できたのかな?


▲宮ノ下駅、海抜448m。また高所か

どうやらこの車両の故障は2001形の運転台だと後から聞いた。手歯止めを挟んでブレーキを緩めた後、コンプレッサーが何度も
動いたのでブレーキの問題かと思ったけど違ったのね。前の2000系に無理やり乗っていたら上へ行けたんだと思うと、、、いやあの
混雑の中立っていくのはやっぱ厳しいわ。

湯本行きのバスは思ったより混んでいなかったけれども席は空いてなくて、降りる頃には足の痛みが再発した。やっぱり足に問題
あるんじゃないかな・・・; バスは何事も無く箱根湯本駅前に到着。とりあえずどこか温泉を目指すことにしたけれど・・・

第8章 終

第9章 旅の最後は快適に (箱根湯本~豊橋)

宮ノ下まで行って帰ってきたところで観光らしいことは何も出来ていないので、ここ箱根湯本で適当に日帰り温泉を探す。駅から
すぐ近くにはそういう施設がないので歩いて湯本茶屋方面(南西方向)へ。たまに日帰り入浴できる店を見かけるも、価格の問題も
あって即決とはならない。平和が「先に調べた方がいいんじゃないの?」と言うのはもっともだけれど、調べるのもそれはそれで労力だ
と思ったのでとにかく歩いた。

駅から1kmほど歩いたところでまた新たに日帰り入浴可の施設の看板を見つける。あれ?これってトコトコきっぷの優待付く所じゃん?
[この先500m]って書いてあるしもうここで決定にしよう!となれば一番ローテンションだった俺も(無理やり)上げていくことにした。

500m先。

な い よ ?

もう200m程先でようやく入口近くを知らせる看板を見つける。やっと温泉入れるわー。湯の里おかだの500mは長いなあ(白目)
店舗の目の前に急な坂があるみたいで、ホテルの連絡通路経由の方が楽だよーという旨の看板があった。気付いたのは平和だけ。
平和がこれを見つけていなかったら・・・うわー恐ろしい。後から調べら40~50m近く高低差のある登り坂だった。ヒィッ

中は全体的に綺麗で快適、温泉もすごく良かった。にしても建物からの眺望がよく高所のように感じる、という勘は正しく海抜190m近くの
高さに居た。高所に引き寄せられる傾向があるな(ただし大涌谷には行けない

風呂に入った後は3階でゆったり休憩。詳しくは分からないけどプールもあったみたい?それとどうやらこの湯の里おかだは駅と
送迎バスで繋がっていたようで、帰りは100円払ってバスで駅まで帰った。総合的に見て非常にいい所だったのでまた箱根湯本に
来る機会があったら訪れたいし、他の人にも強くお薦めするよ!。値段は1400円で、トコトコきっぷの優待で200円引き。今回は鉄道が
止まってしまったのもあって、優待でなんとかこの切符の元が取れた、ような気がする。計算したら微妙に取れてなかった。おのれ箱根登山鉄道・・・

お土産を買ったら帰りの電車に乗る。小田原行きを待つ列が見えたので1本送るべきかと思ったけど、乗ってみたら小田原方2両くらい
普通に座れる程には空いていた。


▲30000形非貫通先頭車はここで初撮影

見た目と出所が今一つ馴染んでない1000形も、乗るとロングシートであることが妙に地方っぽくて嫌いになれない。所属が箱根登山に
なればもっと雰囲気出るんじゃない(適当)

小田原から平和は横浜へ戻っていき、俺とマサオくんは豊橋へ帰る。なのだが時間がちょっと早いのでカフェで時間を潰すことに。
なんかレジ打ってる人の言ってることがよく聞き取れなかったのに前の2人は普通に買ってるんだから世の中は不思議です。
こういう店で雑談してると、3月の旅行の打ち合わせをスタバでしたのを思い出す。「むかえにきて」でツボって全然進まなかった!

帰りの電車の時刻も近づいて3人での行動は終了、平和は横浜へ帰っていった。その日も帰ったら部活へ行くという状態で、とても
忙しいながらも泊まる場所を提供してくれた平和にはひたすら感謝。
豊橋行きの2人は熱海行きに乗るがまたE231系1000番代、というかE233系3000番代に乗れたの最初の熱海~藤沢だけだし!
今回の旅行を通してE217系共々それまでの悪い印象はなくなったけど、もう1回くらいはE233系3000番代に乗りたかったかなあ。

熱海ダッシュは白旗。歩いて乗り換えて立った。相手は浜松行きだけど沼津で乗り換えるからいいよね。沢山の人が走って席を
取りに行く大人気ない光景も、鉄道旅行の経験が浅いマサオくんにとっては初めてだったはず。かくいう俺も2回目・・・
扉が開く寸前の車内の雰囲気で椅子取りゲームを思い出すくらいにはみんな殺気立ってる。

沼津で乗り換えるのは最後の楽しみでもあるホームライナー浜松5号で帰るから。静岡地区在来線全て見渡しても最高級の
列車・・・だと思っている。昔はこれが371系で運行されていたのだからもっと素晴らしい列車だった。

同じことを考えているそう多くないだろうと見ていたので、マサオくんに「HL浜松に乗り換える人が沢山居て、皆降りたらどうする?」
と言われたときには冗談交じりに「恐れ慄く」と言った。沼津に停まったら結構降車客が多くて本当に恐れ慄くSchwert
こ、この人たちはみんな御殿場線利用者だから・・・と思うようにしたら座れたので問題はなかった。降りた人たちがどこへ
行ったのかは、知りません。

沼津駅の乗車整理券の券売機にmanacaをタッチしたら不足分 250円

沼津駅の案内はやる気がないので()なかなか発車標にも出てこなくて案内もない、2号車ってどこだよ!っていう所から始まる。
そしてそこから進まない。列車が到着するのを待つほかはないんだ(実話)。

ホームライナーに乗ってからは速い速い。これだけ普通列車と差があるなら310円では価格設定が低すぎるんじゃないの?
でもやっぱり菊川に停める意味があんまり分からない。距離が長いので流石に寝るかなあと思っていたけど意外に寝なかった。
それはマサオくんも同じで、彼はずっとスマホでゲームをやってたと思う。
浜松の乗り換えではちょっと時間が空いたのでようやくホームライナーを撮影できた。この旅行中ずっと持ち歩いていたのに一度も
使わなかった
三脚をやっと使える。無理やり使ったとも言う。だから次から撮影を優先しない旅行に持っていくのは止めよう。。。


▲使ったといっても撮り方が適当すぎる

浜松から豊橋までは区間快速。5000番代が来たと思って乗ったら転換がオールじゃなくて、乗客も上手いこと分散してしまって
いたので最初の数駅までは座れなかった。J編成が優等運用に入るなんて聞いてないぜ!

舞阪くらいからは座ってゆったり豊橋まで。到着次第解散となった。

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