3部 闇夜の大阪線を往く (大阪難波~江戸橋) なんばパークスへ到着。ここへ来るまでの間もずっと案内の掲示板があって、迷いなく辿りつけた。ただしその案内はなんばパークスでは なく南海なんば駅へのものなので、駅の隣だっていう予備情報がなかったらちょっと焦ったかもしれない。 で、そのなんばパークス、何階にもわたって屋上庭園が広がっているいい所。階ごとに雰囲気も違うので上の階はどうなってるんだろう と気になってどんどん階段を上がる気になる。気がついたら9階まで自分の足まで上っていた。同じ9階分の階段も大学の実験棟だったら 確実にこん睡状態なので不思議な現象。これが自然の力・・・ ▲広いエリアを撮影。 多種多様な花も植えてある。いちいち撮っていると終わらないので省略!← この時点で行程が40分遅れていたのでここの滞在時間を短くしようとしていたのに、降りる途中でジャグリングなどのパフォーマンスが 行われているのを発見して思わず立ち止まる。「折角大都市に来たんだからそれっぽいもの見て帰りたい」と思っていたのでそれを見る ことにした。パフォーマンスに大都市要素はないんじゃねえかな・・・ パフォーマーはシンクロニシティというコンビの方々。大阪市公認パフォーマーらしいので大阪要素あった!他の地方でもお仕事してるのは 見なかったことに。そして何より遅れを取り戻すどころか拡大させてしまった・・・^^;; 計画狂わせてでも見る価値があったからいいんだ。 この後の予定が ・今里駅での撮影 ・JR西日本大回り乗車&はまかぜ撮影 なのだけど、はまかぜの大阪到着に間に合うか既に怪しい 時間。はまかぜがキハ189になってから撮ったことないし、今の車両も先代に負けず劣らず格好良いから簡単に諦めるわけにもいかない。 そういえば銀色ではまかぜだと某ゲームのファンが振り向きそうですね´ー` ※2016年3月追記 自分自身が振り向くようになった;; 結局は「JRならまた撮りに来れる」と自分に言い聞かせ諦めた。決して120円をケチったわけじゃないよ。 難波から移動して今里駅、絶えず撮影者がいるところ。絶好の撮影地なんて言われるけど名鉄の神宮前ほどではない気がした。本数は 多くても同じ時間にまとまって来てしまうし、ホームは超狭くて怖い上に通過列車多く、撮影にも望遠レンズが必要になる。ある程度撮影 慣れしてないとかえって苦しみそうなスポット。 ▲大阪線上りが一番撮りやすい で、居合わせた撮影者が妙。一人はどうも近鉄に慣れてない様子で手当たり次第に撮りまくり。形式・路線どころか下手したら種別まで 同じ被写体もご丁寧に全部撮る。本数多いから結構しんどいぞ。まるでなんでも手を出してしまう後藤光尊のようだ。2011年のように 結果が出ていたかはわからない。 もう一人は慣れてはいるようで、しかし何を狙っているのかが全く分からない。こっちは直球も変化球も見逃すT-岡田みたいな感じだ。 8400系はまだしも1420系をガンスルーしてんのは何故? ってか俺また1420系撮っちゃったよ笑 ▲顔中影だらけ(||||) 大阪線上りの次に撮りやすいのは奈良線下り。ホーム端が狭い上に同業者がいるから内側二線をまともに撮るのは諦めた。一応記録の ためにシリーズ21を中心に写真に収めてはいるけれど、って具合。 ▲レトロ塗装な5800系 奈良線100周年を記念した塗装の5800系が走り始めた、というニュースは事前に聞いていて、ふらっと行って撮れてしまったね。地元の ファンでもちゃんと情報集めて撮っているモノなので少し申し訳ない(?) 見てたらチョコ食べたくなってきた。 ▲どんな撮り方だ 登場したとき、あまりのデザインの格好良さに衝撃を受けた阪神1000系。しかも近鉄乗り入れの主力となってくれたわけだから嬉しい。 阪神なんだからオレンジはやめようって話になったのに結局オレンジで出てくるのは意味がわからない。 このほかにULnext、ISL赤、9820系、2410系とかを撮って撤収。炭の異臭立ち込める駅へ戻り、そこから急行青山町行きで大阪線を下る。 ただし江戸橋到着が遅いので途中で夕飯を食べていこう。 急行はかなり速く、すぐに大和八木に到着。車両は2610系だったかな? 近鉄電車は車内に差がなさすぎてわかんねー。 大和八木駅の外に出ると人が沢山。セブンイレブンがあるけど、そこで夕飯を買ってしまうとこの旅行中の食事すべてコンビニ飯になる ので、それを避けるべく必死に飯屋を探す。見つけたのは「つくし」といううどん屋。学割うどんが普通のかけうどんより20円安かったから 頼んでみたら、普通のかけうどんより量が多く、併せて頼んだちくわ天も想像以上の大きさが2本。440円とは思えない量が出てきて度肝を 抜かれた。味は良かった。うどんさんは可愛い。今関係ない。 再び大阪線に乗り込む。榛原を出たら乗客は一両に数人程に減り、沿線も急にに明かりが少なくなる。名張・桔梗が丘を過ぎれば津まで 本当に街がない・・・!行きも通ったので今更な情報。 青山町止まりの列車なのでそこで普通列車へ乗り換え。鹿の攻撃で列車が止まったり、西青山駅(秘境)の闇へ客が消えて行ったり、 意外と大三駅の利用者が多かったりとこの区間は面白い。でも1人で乗るのは今回限りにしたいね; 伊勢中川では接続に少し余裕があったので、持ってきた三脚をようやく使う。 ▲やっと、やっと撮れた22600系TT これと12410系を撮って、名古屋行き急行に乗り込む。途中の津駅でも21020系を撮影して、江戸橋へ移動。これで1日目の移動は終了! マサオくんに迎えに来てもらうもタイミングが悪くて会うのに苦労。マサオくん宅へお邪魔した後は、突然ネット通信が止まるPCを修復しようと したり、マサオくんの友人のカラオケ絶叫音声を聞いたり、翌日の予定を書き換えたりしてから就寝。 3部 終 |
5部 Very Popular Place (龍安寺~浜大津) 駅から龍安寺へ歩いていく。付近には他にも仁和寺や妙心寺があって、観光客が多い。特に外国からの人が多く、そんな町の様子を 見たマサオくんが一言"Very popular place" わざわざ英語にせんでも。これを受けて何となく英語で会話し始めるも素人なので、 マ:"My favorite word is consumption." C:"So am I." いつから消費さんになったんだ。 マ:"Super consumption." 意味不明 (海外からも訪れる観光客で混む様子を見て) マ:"Very busy people all over the world." 全然違う意味になってる。 マ:"I'm hungry lion. You are angry lion." C:"Yes, I'm angry lion." マ:"Pardon?" 冠詞がないとかいう以前の問題 マ:"I will go to Settin." 日本語でも言わねえよ。 よくもまあこんな恥ずかしい英語を、海外からの人も沢山いる中でww でも俺の喋ってる英語は6割くらいは正しかったはず。 気を取り直して龍安寺。かなり沢山の人が来訪していた。 Many people came from all over the world. ▲庭というより美術品br /> 見所は石庭だけじゃないけど、やっぱりこの石庭が圧倒的にすごい。丁寧に敷き詰められた白砂と絶妙な存在感の石、龍安寺らしい 光景。あまり歴史的建築物に明るくない俺でも凄さとありがたさが理解できる。ただちょっと陽が強すぎて反射がすごい・・・^^; しばらく周囲も見て回り、俺だけ八ツ橋を買って龍安寺駅へ戻る。戻る最中も「やきそば」の看板を見たマサオくんが"Burning ソバ." 俺は炎に包まれ燃え盛る蕎麦を想像した。それは恐らく炭と同義なのでは? 再び龍安寺駅。 ▲やっと嵐電車両の撮影が出来た このまま北野線で戻り、帷子ノ辻から嵐山本線に乗り換えて嵐電天神川へ。帰りもかなりの混雑だった。。。こういう極度な満員電車 だと持ち歩いている三脚が邪魔。無ければ22600系が撮影出来なかったわけだからあって良かったとは思うのだがね・ 飯をどうするかは置いておいて次の行先の浜大津まで行ってしまおう。東西線の太秦天神川へ戻って乗車。こっちはいつでもガラガラ なんだな・・・ 車両はありがたいことに京阪800系で、クロスシート&浜大津まで直通。そういえばこの路線はSoftbankだと圏外^^;;。 御陵駅を出ると列車は地上に出る。この辺はBVEのおかげで大体の線形を覚えた。ただBVE重いわ難しいわで併用軌道区間出る前に いつもやめてしまう。京阪石山から先は去年の旅行と同じ、でも今回はしっかり地下鉄→登山鉄道→路面電車と乗り通せた。 さて、浜大津駅。来て思ったことは「また変な鉄道ファンがいる・・・」微妙にブーメラン。一人は駅員に制されてたりしててかなり迷惑な 奴だった、琵琶湖に沈めておきたい。 例のラッピング車の運行時間は調査済みで、丁度このタイミングで浜大津を通ると判っていたので10分ほど待機。じきにラッピング車狙い と思われる人が2,3名そわそわし始める。まーそこは俺も例外ではないね。 「ダークフレイムマスターの力を解き放つとき!復活せよ、闇炎龍!」 ▲龍(2両編成) 何この適当な撮り方?????? 鉄道ファンじゃないただの中二病ファンが撮った写真になった。 反対側を撮ろうとして振り向くと想像を絶する数のカメラの砲列。この人達さっきまで普通に電車待ってたよ!? 何かを打ち出しそうな 一眼レフから明らかに一般人のスマホまで、何故か俺以外のコンデジ使用者が見当たらんが、皆この電車を撮影していたらしい。 テンションおかしいラッピングだから何も知らない一般人でも撮ってる可能性あるね。 この後は石坂線に乗り換えて舞台訪問。爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメント、、の前にいい加減昼飯買わんとな。 5部 終 |
6部 理想も妄想も現実も (浜大津~京阪石山~豊橋) 一度浜大津駅のすぐ近くのファミマでおにぎりとハムカツを購入。ハムカツにソースついてきたけど、ソース付けて食うものという印象が ないのでそのまま頂いた。 駅に戻ってきたら600形の原色!・・・が石山寺へ向け出発。これを撮りたくて大津に来たわけでちょっとヘコむ。次に来たのは700形の 何も面白くないラッピング車。帰って、どうぞ 駅名を聞き間違えたり、電車の側面が植え込みの枝にぶつかったりしながら京阪石山まで乗車。浜松の隣が下関??(浜大津と島ノ関) 到着した京阪石山駅とその周囲一帯は、「中二病でも恋がしたい!」の舞台としてちょっと有名。なので分かりやすいところを回ってみよう という話。興味のないマサオくんは何の意味も無く街を歩くことになる() まずは、まさに今降りた京阪石山駅。改札の向こうに広がるペデストリアンデッキはアニメでみた世界そのもの。嬉々として改札を通ると 余裕で弾かれた。管理局の妨害かっ・・・!真面目な話、一部の駅ではまだ自動改札が対応してないのかもしれない。 ▲よく出てきた情景 背景が実際のものに忠実に描かれているので、その場所へ来るとアニメの世界に入ったかのような気分。勿論アニメの舞台はドラマの 舞台とは違ってそこで何かが行われたわけではないが。 ▲適当に撮ったから細かい部分は全然あってないよ 確か作中で2回くらい登場したマクドナルドの前を通って瀬田川大橋へ向かう。途中、踏切を渡った直後に警報が鳴り出したので急に 鉄道ファンモードに頭が切り替わり、「折り返しの600形原色撮れるんじゃないか?」という予想から、急いでカメラを取り出した。 ▲ヨッシャー 予想通り!行先の近江神宮前もまた別の作品の舞台になってたような。 適当に歩いていたら距離感覚が正しくなかったようで、瀬田川大橋ではなく瀬田の唐橋に着いてしまった(゜ω゜;) どちらの橋も思った より近くて曲がるタイミングを見逃していたらしい。行動中に地図を見ないので行き過ぎるのは基本。 ▲瀬田の唐橋はそれ自体は出てこないが、この橋上から見たカットはあるそうな。 近江八景「瀬田夕照」で有名な瀬田の唐橋。流石に機能面を踏まえると現代的な仕様になるのは仕方なくても、旧来の雰囲気は残って いる気がする。ぜひ夕焼けの時間まで待っていたいところ、でもこのあと295.9kmの道を帰るので、無理。 よく登場した公園の遊具や、OPの初っ端に出てきた漁港など見覚えのある光景が並んでいるが、それにしても人の多いこと。地元の 方々の憩いの場でもあり、大学のボート部の練習場でもある瀬田川沿岸はGWも手伝って賑わいを見せていた。もしかしたらあの中には 俺以外の舞台訪問者が紛れてたかも、割と有り得る。 マサオくんは大学ではカッター部に所属しているらしく、ボートを漕ぐ大学生達に興味津々。それ以外にも無茶苦茶な英会話の続きとか、 consumptionを使った替え歌とか、気が付いたら俺の舞台訪問よりもマサオくんの方が奇妙なことをしていた気がする。 10分くらい歩いて檜山神社へ。道中でまた距離感の無さを発揮orz 神社の参道は、普通の道路脇に森への道が突然現れるという感じ。言葉で上手く説明しづらいのでマサオくんの言葉を借りると「トトロ」。 それがきっかけで「となりのトトロ」主題歌を歌い始めるのは何も不思議じゃないけど、次のフレーズが示し合わせた訳でもないのに 「Consumption Consumption♪」だったのでバカさの方向性がかなり近い。笑って息切れしながらも階段を登ると ▲作中でみたまんま。時間帯も合わせるともっといいかも 一期で言えば数学のテストの回。それにあやかって今学期の試験を無事に突破できることをお祈りしようと思っていたが、お供え物と ともに妙な物が置いてあるのを見たせいで忘れた。きっと神様困惑してるよ。 再び瀬田川沿岸へ戻り、かなり重要な場面で出てきたあの場所へ。気恥ずかしくも甘い空間が展開された瀬田川大橋の東詰下↓ ▲この位置から撮ったら何なのかわかんね ・・・には一般人がいた。近づくのも憚られたけど、何もしないのでは残念すぎるので無理やり一枚撮影、めっちゃ見られてる。 これで舞台訪問は終了!全体通して、再現度の高さを体感した。これならドラマの舞台訪問とほとんど感覚変わらないかもしれない? そしてそれらの情報を探し出す、専門サイトの運営者の方々は本当にすごいなーとも思った。 京阪石山駅へ戻って来た道を戻る。予定より40分前倒しになったので大和八木での夕食も飛ばしてさっさと帰ろう。俺も2日間知らない 地方を回って気持ちが疲れたのでさっさと帰りたいし。・・・泊まりの旅行をするたびいつも「もしかして俺かなりホームシック発症しやすい タイプなのか?」って思うよ。 石坂線、京津線、東西線、烏丸線、京都線、橿原線・・・と辿っていく。書き出すといかにアホなことやってんのか自覚して辛い・・・ww 急行は思ったよりも大和八木まで乗り通す人が多かったな。やっぱりGWだから、皆遠くから来てるんだろうね。 流石に近鉄経由の豊橋は居ないでしょ^^;;; 大和八木から大阪線、もう形式とか一切気にせずに乗った。昨日と全く同じ光景でも快速急行なので秘境駅は通過、結構ありがたい。 飯田線旅行の豊橋行最終電車を彷彿とさせるからなのか青山越え各駅停車は割と真剣にダメージ受けるんだわ。 途中で、行きの烏丸線車内で見た人(とある声優さん似の方)を思い出した。そこで念のため、似ていた元の方のtwitterを見てみると、 >5月4日 京都 同志社大学でのイベントは今日!浅沼君と出演です! 開場は14:00、開演は15:00となっております。 同志社大学寒梅館ハーディーホール地下1階にて当日券の販売もあるようですよ! オイオイオイ 同志社大学って烏丸線今出川駅至近の大学だよね?いやでも地下鉄には乗らないだろ~・・・って、鉄道に興味あるんだっけあの方。 マサオくんはその方が子供の年齢の話をしていたのを覚えているらしく、その年齢も恐らく一致している・・・要するに本人じゃん! ラジオで聞いてるのと同じで凄くいい人そうだった。 ※誰とは言っていないので、本人や関係者への問い合わせは絶対しないでください。 いつもアニメやラジオで声を聴いてる人がすぐそこに居た、という驚きに浸っているうちに列車は伊勢中川へ到着、そして乗り換え。 中川から江戸橋はすぐなのでマサオくんとはお別れ。今回は本当にありがとう! 急に無理言ったのに対応してくれたマサオくんに感謝! そしてお疲れ様でした。 俺はそこからさらに2時間掛けて豊橋へ戻る。近鉄も名鉄も乗客が多くてパン一つ食べるのにも気が引けてしまい、結局食べられたのは 9時過ぎだった(゜o゜ 快速特急が豊橋へ到着して、全行程が終了。こうして夢を見ているかのような2日間は幕を閉じた。 完 |