0部 未踏の地

今年も去年同様に名鉄の「迎春1DAYフリーきっぷ」での旅行。前回も1日中乗って各地を回ったけれど、それでも三河線や
知多半島にはノータッチなんでそこへ行きます。名鉄広いなあ


▲犬 山 駅

・・・まー、それだけっていう訳にもいかないよね・・・

0部 終

迎春・名鉄周遊旅again 2015/1/2

1部 雪の三河を行き (豊橋~犬山)

今回は俺Calciteとkouenの2人。

当日起きてみると、豊橋は雪。路面が凍ってて駅までの自転車もひやひや。寒いからではなく。
いつも超スピードで飛んでくるkouenもさすがに危機を感じたとか。その上自転車置き場が年始関係で面倒なことになってたけど
地元ネタ過ぎるので説明は省きます。

雪の名鉄には苦い思い出があるので警戒したけれど、快特は時間通りに出発しました。
見飽きた風景だけど違和感感じるなーと思ったら、本線の下り列車で1200系に乗ったことはほとんどなかったんですね。毎日の通学では
避けてますし。クロスシートの混雑は常軌を逸してますから。

快特なのであっという間に知立へ到着しました。ここからは初めて乗る三河線!


▲知立は三河のヤクーツク(1年ぶり2回目)

日の丸構図日の丸配色で新年おめでとうございます。
なんでこんな風に撮ってるかというと、ホームの内側は雪を退かしてあるから。しかし雪すごいですね

この電車で豊田市へ、道中も三河地方とは思えないような雪景色。
設備の割に通勤需要が高いことで有名な三河線も、この時期この時間帯この風景ではただのローカル線にしか見えませんね・・・

豊田市駅でエレベーターとエスカレーターを言い間違えたり、意味もなく新豊田駅まで歩いたりしてから豊田線へ乗り換えます。


▲3ドア4両から4ドア6両へ

この6000系(左)と100系(右)、見た目の通り登場時期は近いです。しかし6000系が分かりやすいマイナーチェンジを繰り返して増備された
のに対し、100系はパッと見がみんな同じ。中にはJR東海の311系登場より後に製造されたものもあります。ありがちな話ですが。

豊田線に乗りますが、このあともずーっと乗り継いで何の観光もなく犬山遊園まで行くし、知立~犬山遊園は各駅停車、うち
赤池~上飯田は地下鉄になります。何かの修行をしに来た訳ではないのでそんな苦行に耐える意味もなく・・・ということで途中で休憩。
降りたのは米野木駅。ここもホームは雪で真っ白になっていました。歩いてすぐのところに愛知池があるのでそこへ行ったのですが、
余計に寒々しい気分になったような気がしなくもありません。


▲駅側から入って反対側を撮る。

遠くの木々は雪が乗って、ある程度の距離から撮れば綺麗なんでしょうけど、この距離だとただ単に汚い。空の色も鈍色で、
写真からは暗い何かしか伝わってこないですね。
それより気になったのが、ここでは写っていないけど謎の四角い板。縦に区切った半分が黄色でもう半分が黒色になってて、何かの
危険を示すものかな?と思い調べてみたら、ボート競技に使う「見通板」というものらしくて。そんな物騒な色にしなくても

2本後の普通列車で再び西進。名市交の3050系ってもしかして初乗車??
地下へ入ったあとの記憶は消えました。上前津で乗り換えたら超満員でトラウマが蘇ります。でもお隣の矢場町でガラガラに。
矢場とんはそんなにたくさん収容できませんよ(矢場町に矢場とん以外に何があるかよく知らない豊橋市民並みの感想)

平安通で上飯田線へ乗り換えますが、上飯田線を探して連絡通路を歩いているのに堂々と「小牧線はこちら」って書いてあると
妙に気持ち悪いです。貴方達名古屋市交通局ですよね?
まあでも名古屋小牧空港は豊山町にあるし春日井駅は徒歩連絡1時間だしこの地域の地名感覚自体がアバウトなのかもしれません

小牧線に入ると淡々とした風景が流れ・・・特に何を思うわけでもなく先へ進みます。
犬山の一つ手前は羽黒。あ、あの・・・ごめんなさい!(羽黒違い)
犬山線の扶桑駅と小牧線の羽黒駅を結ぶと途中に高雄地区がある、豆知識。

そしてまもなく犬山駅へ、という所で突如大雪に!?今度こそ電車止まる^^;;;

1部 終

2部 in 長野県 (犬山~新鵜沼~美浜緑苑)

犬山駅からは岐阜行きの急行に乗り換えて、犬山成田山の最寄り駅である犬山遊園駅へ行く。当たり前に4両だと思っていたら
「2両で運転します」という放送が入った。この時期に?
現にホームには結構な人数が待っていて、2両で収容するとなると結構な混雑になるんじゃないかと・・・。

で、来たのがよりによって1800系゜w゜;;
でも思ったほどの混雑にはならなかったっぽい?


▲犬山遊園にて

降りると雪はさらに勢いを増していた。雪の中での撮影は何回か狙ったことがあるけれど、行った先では降ってないことが多い
からかなり久しぶり。

犬山成田山は一年前にも訪れていて、そのときは夕景が凄かった。そして去年は護魔木箸をきっぷの特典で貰えるのに忘れた。
なので再訪問。今回は昼だから風景は普通だろうと思ったらこんな雪なわけで、またまた面白いものを見せてもらった。
箸は人が多すぎて待つの面倒だったからやめた。さすがに来年は来ないよ!?


▲雪って写真撮るの難しいね。ゴミのようだ

にしてもこれだけしっかり降られると顔にかかって鬱陶しい。\顔はやめて/
雪でカメラが濡れて撮影しにくいので那珂ちゃんのファンやめます
「狙い撃ちされました・・・これじゃ、撮りにくいです」

犬山遊園→犬山と戻り、昼食探し。色々歩き回った結果、駅前のイトーヨーカドー内のフードコートになった。
かけうどん+ちくわ天はどっかの大和八木を思い出しますね・・・。こっちは普通の量だったが。

飯を食べ終わり駅へ戻ったものの、次の特急がまだ来ないので新鵜沼へ行って先に座席をとっておく。そのために乗った
新鵜沼行きの快特が、折り返し後に狙いの特急になった。折り返し乗車もできるフリーきっぷ万歳

名古屋で降りて名鉄百貨店へ直行。自分の用事で百貨店に行くってのがこれまた何年ぶりだろうか。でも別に大層な
買い物をするわけではなく、ここの五平餅を食べたいだけ。ちなみにこの「きむら」は本店も訪問済み。そしてなぜわざわざ
五平餅なのかというと、このときに五平餅を食べ損ねたから。妙なことは覚えている。学業のことは全然覚えないのに


▲この日の雪は結晶がはっきり見えて綺麗だった

河和行きの特急で人生初の常滑線・河和線。思ったよりもはっやーい!青山で一気に降りてガラガラになったので先ほど購入の
五平餅を食べた。でも何で知多半田より下車客多かったんだろう

知多新線との乗り換え・富貴は本線の普通停車駅とどっこいどっこいな小駅。待合室がないので風除けによくわからん倉庫の
影に隠れて待機。乗り換える内海行き普通電車は既にどこかの駅で接続した相手みたいだけど見なかったことにする。

知多新線に入ると一気にローカル線感が強くなって来た。 い つ も の
いきなり信号所で交換してるし。高山本線かな?

そして美浜緑苑へ着く


▲飯田線(大嘘)

なんか長野県の小駅に来たみたいですね?
知多新線の中でも特に海から近い駅と聞いていたのにこれはおかしいダルルォ!?
長野じゃないことは認めてもこれは飯田線だと思う豊橋市民

まあ、そんな駅だとも知ってて来たんだけどね。
でもkouenはここで降りるとは思ってなかったらしい^v^

ということで(?)、雪に五平餅に山間の小駅(大嘘)と長野県っぽい要素が並んだところで一旦区切り。

2部 終

3部 知多の弾丸 (美浜緑苑~中部国際空港~豊橋)

美浜緑苑駅を出て海側へ歩き始める2人。線路の反対側へ出ると、降りた直後とは全く違う雰囲気のところへ出た。最初から
この風景なら何も思わなかったんだろうなー。往来の多い道路が横切っているが、歩道が狭くて怖い。これも前あったような・・・

段々と海に近づいていくが、道が少なくて行きたいほうに行かせてくれない。羅針盤かよ
ここに住んでるとすごい生活が不便そう・・・不便じゃない?

そして海。伊勢湾。
遠くには貨物船と思われる船影もあり、中部国際空港に発着する飛行機もあり、ボーっと見るのに適してそう。ただしこの日は
強風で時化ていて海水が降ってくる有様。とてもここでボーっとしていられそうではなかった。元々その気もなかったけど。


▲風が強くて望遠だとまともに被写体を捉えられなかった。

駅へ戻り、特急で太田川まで戻り、常滑線へ乗り換え。この日特急に乗るのは4回目だけどここまで全部1200系。
(ちなみに河和線・知多新線には原則としてB2が充当される)
で、1200系だといつも学校帰りに利用している車両なので乗り慣れていて、故に旅行先でも余裕で寝る。今回も阿久比を
出た次の瞬間に太田川に到着した。あぶねー
kouenは車両路線問わず寝てます


▲私鉄駅とは思えないほど大きな造りの太田川駅

私鉄にしては随分と余裕のある造りで、一部では「要塞」なんて呼ばれ方もしている太田川。
鳴海も大きい駅なので、近年に造り替えた駅は割とサイズ的に余裕があるのかな?
こんな複雑な駅なのにミュースカイは全速力で通過できるってのが素晴らしい。

ちなみに2階建ての駅というと、個人的には近鉄の布施駅のイメージがある。今は京急蒲田の方が人気(?) そして近いうちに
知立も2階建てになるな。

で、乗った準急が遅い。常滑線の太田川以南は本数が割と少ないのであまり通過駅を多く出来ないんだろうけど、
・・・うーんなんと言っていいものか。乗客が多かったのは何だろう?もう夕方だから観光目当ては俺ら以外に居なさそうだし、
1月2日という時期を考えるとUターンで空路を使う人達かな。

空港に行くと見せかけて(いない)、常滑駅で下車。常滑焼を前面に押し出した観光アピールをしているので実際どんなもん
なのかなと思ったから。なんで上から目線。


▲さて問題です!この写真の中に煙突は何本写ってるでしょーか?

焼物を観光にするって具体的にどういうことなの?と思ったけど、古くから製陶業がさかんな町ということを街並みを以って
示している感じ。焼物自体も見られるけどメインではなさそう。むしろ土管坂は直球勝負過ぎて個人的には謎だった。日がほとんど
沈んでしまった時間帯も相まって不気味。そして何より足元のせいで歩きづらい。

また全体的に狭くて勾配のきつい道が続くが、時々地元の人が車で通行していく。
あの運転技術の方が観光資源かもしれない・・・

煙突の本数の答え?わかりません☆ミ

予定より約20分ほど早く駅へ戻って来たので「よーしお兄さん達予定よりも早い電車で空港行っちゃうぞー」と思ったら
次の電車が20分後。は?(威圧)
思ったよりもこの辺って名鉄の使い勝手悪そうだね。そして名鉄以外の選択肢は無い。
営業列車が1本行く間に回送列車が2本通った気がした。きっと見間違い・・・

空港に着く頃には空は完全に真っ暗。フリーきっぷの特典であるクーポンを出札窓口で貰ったものの、結局使うことはなかった。
使える店から選ぶと選択肢が狭まるし、それ以前にえびせんべいの里で使えることを会計時に忘れていた。ちなみに事前に
「『はまかぜ』を買おう」と言っていたのも忘れた。そんなんだからキハ189を撮るチャンスを逃すんだろうな。おお、もう・・・。
そんなんだから2-5で浜風ドロップしないんだろうな。あっホンマ・・・(絶句)

スカイデッキにも出てみたら、イルミネーションと音楽で彩られていた。でも音楽流しても航空機の音にガッツリ遮られて意味無いって
誰か計画の時点で気づかなかったんだろうか。そして美浜緑苑に負けず劣らずの強風。「物飛ばされても救済しねーぞ(意訳)」という
放送が流れていた。


▲手持ち夜景モードが便利すぎる

館内に戻り色々な店を見て回ったが、さすが空港なだけあってお土産に航空機の模型を売っているところも多い。専門外なので
よく分からないまま見ているとなぜか「大和搭載機」というネームプレートの付けられた複葉機の模型が。これ、零観じゃねーか!
・・・ってすぐに思い当たるようになるなんて4ヶ月前にはつゆも思っていなかった。
というか空港のお土産の航空機模型に零観はおかしいと思う

夕食は麺達というラーメン屋で頂いた。
とんこつラーメンとっても美味しい 食レポ出来ないので気になったらご自身でお確かめください

お土産も買ったところで駅へ戻って、あらかじめ乗継ミューチケットを取っておいたミュースカイに乗車。丁度1年前も乗継で
岐阜~金山を利用したけど、今回は本領発揮の常滑線。さすがに空港発だと利用者も多くて、直前だとチケット取れないかも?
2000系の特徴である荷物スペースも旅行鞄で溢れていた。座席がちょうど荷物スペースの隣だったからフルに座席を倒す
ことが出来たのはラッキー。

ミュースカイは何よりもスピード。神宮前までノンストップ、傾斜装置のおかげで曲線の速度制限もあまり受けないので
驚異的な走り。比較対象が行きの準急だから当然だね
あっという間に神宮前へ到着。勢いだけならJR西日本の新快速にも負けないでしょこれ。
kouenが寝なかったんだからそれくらいのポテンシャルはある。
ただし傾斜装置を使うため結構揺れる。振り子機能ほど傾かないので酔う人はいない・・・筈。

神宮前からは特急で豊橋へ帰る。最後の特急は狙って1000系。そういえばまだ2200系の特別車に一回も乗ったことないけど、
多分2000系と似たようなもんだろ(適当)
毎回毎回気になるんだけど1000系の座面低くね?そしてまた端の席でフルに座席を倒す。まさか名鉄の発券システムって
後ろから埋めてんの?

50分弱で豊橋に到着して解散した。お疲れ様でした~


あとがき

読んでいただきありがとうございました。

最初から観光をほとんど捨てていた一年前と違って今回は観光メインなんですが、雪が降らなかったらすごく地味になっていた
と思います。ダイヤの乱れもなかったので雪万歳。

安全運行の名鉄、名市交に感謝して終わりとします。


▲名鉄の赤は意外にも雪が似合う!
inserted by FC2 system