0部 5ヶ月間、無旅行。

今までは2ヶ月おきくらいのペースで旅行に出ていたものの、3年生になると学業で忙しくなってしまい、学期中には1度も遠出が
できなかった。そのため今回は前の旅行から実に5ヶ月以上ものインターバルを経ての旅行。よくこんなに長い間旅行をせずに
我慢したと思うよ。
長い間まとまったお金を使っていないからいつもより金掛けられるじゃん!・・・ということを前回も言ったのでやっぱり金使いすぎ
なんじゃねえかな
 行先は予てから考えていた通りに関東と甲信。後者は折角中央本線で帰るから寄ろうという話。たまに
無謀な計画立てたって自覚することもあるけどもうよく分かんない☆

今回は多忙によりマサオくんは欠席、俺と平和の2人で周ることになった。マサオくん助かってる 思い返せば去年は俺が早退した。
14年の夏は車校で大いに苦しんだからね・・・。勿論その後1年間は車に乗っていない(


▲今回は私鉄にも注目!

0部 終

一念発起!関東甲信 2015/8/24~26


1部 「海」の街YOKOSUKA (豊橋~横須賀)

旅行のスタートとして、まず下宿先の横浜にいる平和と大船で合流し、それから横須賀へ向かう。合流とは言うものの、ご存知の
通り豊橋~大船247.1km, 大船~横須賀15.9km。というわけだから実質的には現地集合。

最初の列車は、関東方面へ旅行する豊橋人の頼れる味方・373系。6:25発なので平日でも利用者が少なく、かつ完全自由席
なのでセミコンパートメント席に座ってみたよ。


▲3日間ともなると荷物多いね

しかし、目の前のテーブルに置かれた大量の荷物、デッキを通る客の視線、あまり遮られない走行音とリクライニングできない
座席に何となく居辛さを感じて二川(※1駅目)で退却した。というか単純に一人で使う場所じゃないし・・・ その後は浜松まで
液晶保護フィルムを貼って入った気泡を追い出して暇潰ししていた。水に濡らして貼ったので水泡だったりする。失敗したら
努力も水の泡!なんてね!ね!!!

・・・。

浜松で乗り換えて、再び373系を使用した「ホームライナー静岡」に乗車。いつものことながら短時間で乗り換える以上は
車内券onlyなので混むと座れない。特に藤枝~静岡は毎回のように満員になるから今回も厳しいかな・・・と思ったら1つだけ
空席を発見できた。荷物だらけで歩き回る、いかにもな観光客は通勤客にさぞかし不快感を与えただろう。。。

乗り得列車を使えるために静岡までは快適かつ短く感じたが、ここからはい つ も の静岡県。会話する相手がいないと
熱海まで暇で辛いTT 近くに座っていた外国人の会話を聞き取ろうと努力したけど"Really?"しか分かんなかったゾ(池沼)

熱海を越え、やっとJR東日本の管轄内に来た。乗り換えの相手は見慣れない普通古河行。熱海駅には基本的に
湘南新宿ラインの列車は来ないので、今まで乗り換え相手は必ず東京行だったけど、上野東京ラインが運行を開始した
ために今では北関東まで足を伸ばす列車が大半となった。小金井ってどこ


▲運行開始前は東北縦貫線と呼んでいたのがちょっと懐かしい

そして小田原到着時の放送で初めて気付く湘南新宿ラインの特別快速との接続。ダイヤが変わって今はそんな設定に
なってるんだね・・・以前より少し速く移動できるようになったかも?それよりもいきなり行程が前倒しになってしまった。
それで出来た時間的余裕は合流場所を車内から駅内に変えることで一瞬にして消えたが。だって教えられた号車番号が
見つからなかったらガチで現地集合になるし!今更15.9kmだけ同行してもあんま変わんないし?


▲大船駅にて。丁度来たので撮った

大船で無事に平和と合流し横須賀へ向かう。さっきまで関東来たぞーっていうテンションだったのが、横須賀線の何とも
いえない沿線風景で即座に否定されてしまう。
んで横須賀に到着。駅を出てヴェルニー公園へ歩くと視界に飛び込んできたのは・・・!


▲これ1年前に見たら何する艦か分からなかったと思う

海自や米軍の艦艇が複数繋留される中、もっとも近く目立つ位置にあったのが最近話題にもなった護衛艦「いずも」!
ヘリコプター搭載護衛艦とはいえ、ひゅうが型同様の全通甲板と右舷側のアイランド、そして海自の艦艇で最大となるその
大きさは「空母」という名の方が似合う。現に海外では普通にヘリ空母として通ってるそうな。いや空母ではねーぞ!?

ちなみにいずも型2番艦(DDH-184)は、旅行から帰宅した翌日8/27に艦名を「かが」とすることが発表された。
「北陸新幹線の開通年にちなんで」という命名だったものの、最も気分が高揚してるのはこの名前でサイドテールの美人を
思い浮かべる人たちだろう。加賀さんいいよね・・・すごくいい・・・

他に繋留されているのが見えた艦艇はあきづき型2番艦「てるづき」とアーレイ・バーク級4番艦「カーティス・ウィルバー」、
そしておやしお型&そうりゅう型の海自潜水艦2隻。アーレイ・バーク級駆逐艦はもう1隻居たけど番号が見えなかったので
判別できなかった。あと両型の潜水艦を目撃するのは前回の旅行に引き続き2回目。

・・・てるづきと言えば、今行われている艦これのイベのE-7報酬艦が「照月」。そして米軍の駆逐艦の名前に使われた
アーレイ・バーク氏は、E-2報酬艦「江風」が撃沈されたベラ湾夜戦で米軍が採った作戦の考案者。だから何だって話か。

もう一つヴェルニー公園で見たかったのが国威顕彰碑。1937年に建てられたと言われ、特徴のある形は他でもない
高雄型重巡の艦橋がモチーフ。実際に高雄型重巡を見ていた当時の人たちが作ったと来ればお目にかかりたいところ。
公園内の隅の木陰に隠れて分かり辛い位置にあったので、発見に少し時間がかかった。索敵不足で逸れるのいいよね
よくない


▲台座部分が妙な状態になった経緯はあまりにもしょうもない

もっとも、ここに並んでいる石碑はこの国威顕彰碑を除けば全て戦没した乗員と艦艇(長門、山城、沖島)の慰霊碑。
なので感動はほどほどにして、国を守るための戦争に尽力した乗員の方々と艦艇に祈りを捧げ、公園を去った。

横須賀に来たら外せないのが海軍カレー!なんで海軍でカレーなのかの説明は他に譲るとして、時間も12時過ぎだし
カレー食べようぜ!と思ったが、店を調べてなかった&個人店は入りづらいからココイチの地域限定メニューで手軽に
済ませる。
ココイチの海軍カレーはとても良かった。値段の割に結構なボリュームで、そこに大量のタマネギが投入されているため
少しヘビー。そんな大量のタマネギを、奇しくもタマネギ苦手な俺が余裕で食べられるんだから味は本物だね。

次は一気に北東へ進む。横須賀駅には戻らず・・・

1部 終

2部 赤い暴走快特 (横須賀中央~品川)

ココイチから歩くこと数分、到着したのは京急・横須賀中央駅。←ここダンディボイスなナレーションで言いそう
特に三崎口方面へ向かう用があるのでもなく東京都区内へ行くだけ、なのにわざわざ京急を使うことにしていた。

京急は中学2年生の修学旅行の職場見学でお世話になった会社。その際には品川~金沢文庫で2100形の快特にも
乗ることができ、それ以来愛知県民でありながら京急教徒となった。教徒とあれば、総本山に来るのも当たり前。
本当は旧1000形が現存していた頃に来たかったけど、今だって魅力的な車両は沢山いて、加えて相直の列車も
撮れる!ということで行程に組み込んだ。そして除外される横浜市営地下鉄

横須賀中央から乗る列車は勿論2100形使用の快特。急激な曲線と勾配の連続を荒々しく駆け抜ける快特。本線は
横浜以東と以西で性格が違うとよく言われるけれど、実際には速いジェットコースターそこそこ速いジェットコースター
くらいの差だった。JRの列車をカーブの外側から追い抜くのはちょっと引いたかな。

京急蒲田要塞で快特を降りて普通列車に乗り換え。5番線と6番線の間に渡り線があって、「何これ・・・」と思った。
切り欠きの5番線は退避に使えるんだね。こんな珍妙な配置が上の階にそっくりそのままもう1つ造られて、かつ空港線の
発着は変則。ハァ~意味不明


▲うn?

普通列車を平和島で降りて、試しに撮影してみるも即座に断念。しばしば好撮影地として紹介される駅も、個人的には
合わなかったな。次いで降りたのは更に有名な撮影地・立会川。といってもここもホームの端が塞がっているので望遠に
寄らないと撮れない場所ではある。そもそも列車の通過速度が猛烈に速い以上はどこで撮ろうが望遠になるんだ・・・;


▲お洒落なミニスカートの5300形前期車

今回の撮影で特に撮りたかった車両の1つが5300形前期車。他には京成3700形前期車、北総7500形や千葉NT9100形
あたりも望んでいた。でも流石に50分程度の滞在では会えないね。その代わりに想定以上の車両が来たことについては
後ほど。


▲何回見ても異質すぎる2100形

勿論京急の車両も撮る。このエリアだと2000形や800形をあまり目にしないのが残念。割と来る1500形は、スカートなしの
時代の印象が強すぎて今はあんまり・・・


▲何か来た!

そろそろ撮影を止め、品川へ抜けようかと思った矢先に現れた千葉NT9000形。現在は1編成のみが存在する(!)貴重な
車両だそうな。明らかに撮影ミスを防ごうとして早切りになってるのはご容赦を^^;;

次の普通列車で品川駅へ行き、京急はこれで終了。時刻はまだ15:00なので行動はまだまだ続く・・・

2部 終

3部 へんな路線たち (品川~横浜)

品川で山手線へ乗り換えて渋谷へ。さらに東急田園都市線へ乗り換えて三軒茶屋へ。ここからは「東急ワンデーオープン
チケット」を使うので、何回乗っても660円!1日乗車券がこれほど安価に提供されている鉄道事業者は珍しい。そもそも
東急自体が慈善事業のような価格設定なので、適当に乗ったたけじゃ元が取れないなんてことすら起きてしまう。フリー
区間にはもちろん世田谷線も含まれていて、三軒茶屋で降りたのもそれに乗るため。


▲専用軌道だけど走行は超ゆっくり

世田谷線は存在はしっかりと把握している程度で、都区部のそれも渋谷から数分で来られる場所を走っているとは
知らなかった。そもそも関東の地理がよくわからない; 乗ること自体にはとっても意義がある反面、沿線は延々と住宅地
続きで観光には不向きなのがつらいところ。今回も松陰神社で御参りしただけですぐに戻った。

再び三軒茶屋から、溝の口まで急行に乗車・・・するも8500系に当たってしまい非常にうるさい なんでよりによって
こんな車両が来るんだ(プンスカ と一瞬思ったけどここ東急線だ。思い返せば2年前にもスカイツリーへ行くために半蔵門線を
利用したときに見事8500系に当たってこれは・・・不運

溝の口に来たのは単に撮影がしたかったから。


▲平和が乗ってみたいと言っていた6000系

曇っていて光線を気にする必要がないのはありがたい。6000系みたいな車両を撮ると妙な色になるのは難点。


▲近年の関東の電車で一番好きなデザイン

乗り入れてくる東武50050系。通勤型車両のデザインはシンプル過ぎるくらいでいいと思うので、これくらいのあっさりは好み。
丁度今は山手線のE235系がダサいとか何とかで批判されているけど、凝った結果不気味な見た目になってる車両よりいいよ。
50050系はもう一本撮ってあって、そっち(50153F)がLED前照灯になっていたのは豊橋に帰ってから気付いた。

何本か撮影したら溝の口から撤収し、大井町線の急行で旗の台へ、さらに乗り換えて池上線で蒲田へ。大井町線はちょっと
近鉄橿原線っぽく、池上線は静鉄線っぽかった。地方の人間が考える東急と違うっぽい!ぽい!?

蒲田から川崎へ移動し、ラゾーナ川崎内のフードコートで夕飯決め。一般的な大型店のフードコートより少し価格帯が
高めなため迷っていたところ、「うまげな」の安さを見て夕飯はうどんで決まり。出先でのうどんというと真っ先に学割うどん
思い出してしまう^^;;; こっちは価格相当な量で安心した。まぁただのはなまるうどんなのでね

川崎からは南武線に乗る。南武線と言っても武蔵小杉や立川へ向かう線路ではなく


▲「暗いです・・・照明がないから」

尻手から南へ伸び、浜川崎へ至る南武支線。沢山の客を乗せ、乗降の混雑も激しい本線を横目に、こちらは難なく座れるくらいに
閑散としていた。205系に乗るのは初めて?久しぶり?

浜川崎で乗り換える鶴見線も、2つの支線を持つ関東の通勤路線だけど・・・これ全部支線じゃないの
南武支線と雰囲気かわんねー!さらに言うと海芝浦支線とも雰囲気かわんねー!鶴見線ってこんなんだったのね・・・(失礼


▲ナニコレ

海芝浦駅。今回は夜景の撮影のため日没後に訪れたら、真っ暗で非常に不気味な海。音でアピールしてくる海。写真を撮ろうと
したらウミネコっぽいのが構図内に飛び込んできて妨害されるくらいに海。奴ら夜でも飛べるのね・・・

撮影後は鶴見経由で横浜へ移動し、バスで平和の下宿に行った。世田谷線、池上線、鶴見線と変な路線尽くしの1日だった・・・
そんな1日目はもうちょっと続く。

3部 終

4部 焼売餃子ライン (横浜~日光)

連続2日以上の旅行は2日目以降にテンションが持続しない――――――――――――
という教訓に基づき、2日目の朝の出発は9時台に設定。しかし時間に余裕があると思うとすぐには寝なくなるもので、、、ペンタブの
設定をしたり、マサオくんにスカイプで怪奇なIMを送ったりしているうちにどんどん夜が更ける。その際に俺ガイル2期をBGM代わりに
流していたため、雑多な作業が終わると今度はそっちを真剣に見始めた。6話から始まって最終話まで見てしまったので、突発的に
始まったアニメ鑑賞会は結局AM3:00まで続き・・・2日目の出発時間を遅くした意味ないじゃん;; 小町といろはが出るシーン以外
全部飛ばせば10分くらいで済んで寝られたのに


1日目終了。

******

2日目は定刻通りバスに乗った。もちろん2人とも寝不足; でも時間が遅いことでなんとなく疲れは取れた気がする。

何箇所も訪れた前日とは打って変わって、この日の目的地は日光東照宮のみ。同じ関東地方とはいえ流石に遠いし、前述の
通り、2日目以降は気力と体力にも限りがあるからこれくらいが丁度いい。

横浜駅で湘南新宿ラインの列車を待っていると、回送でこんな車両が通過。


▲動いてるの初めて見た

定期運用が大幅に減って久しい215系。過去に留置されているのを一回見たような見てないような・・・

乗る列車は宇都宮行、2時間ほど黙って座っていれば勝手に宇都宮へ連れて行ってくれる。横浜から宇都宮まで乗り換えなしで
行けるってすごい!関東の電車網進化してる!でも湘南新宿ラインが運転を開始したのは14年前で、運用が拡大されたのは
11年前。14年!?うせやろ?
俺が7歳のときに始まり、10歳のときにはほぼ今の形になってたわけで、関東の21歳からすれば無い状態を想像する方が難しい
という存在なんだろう。それと湘南新宿ラインの運用拡大は先述した215系の定期運用激減と同時なので、215系の運用が
限定的になってから経った期間も相当な長さ。

焼売の街を出たら二人とも寝る。いきなり新川崎まで12.2kmも駅が無いのは「寝ろ」っていうメッセージに違いないわ。ただし
横須賀線との分岐地点より先は俺には初乗車の区間で、ある程度は起きて車外を見ていた。とりあえず線路多いっすね・・・
大宮を出るとシンプルな複線になって、周囲の風景も落ち着いて、地元の東海道本線に似た雰囲気になると思ったら
15両編成対応で駅が異常に広くて
関東の通勤路線だった。

12時頃に宇都宮到着~。東北新幹線の案内が見えたので、八戸駅を思い出して東北に来た気分になる。やはり栃木は南東北
昼飯は宇都宮餃子!前日に横須賀海軍カレーでちょっと手間取った反省を活かすべく予め列車内で調べたところ、駅ビルに
餃子店が沢山入ってるという情報が出る。つまり調べる意味はあまり無かったと

入ったのは宇都宮餃子館。ここの「健太餃子」は野菜の歯ごたえが良くて、肉のうま味も欠かないバランスの良さで
適度に"軽い"のが魅力。御馳走様でした。

ホームに戻ると既に日光線の列車が停車中。


▲路線が変わっても、また観光輸送メインで使われるメルヘン顔205系

今の日光線は観光色を前面に押し出していて、特にここ宇都宮駅は日光線ホームのみに装飾を行う手の込みよう。視覚的効果は
結構大きくて、まるで私鉄の特急専用ホームみたいな特別感があった。それだけに107系の撤退は少し残念な気がした。
そういえば日光線の観光色を前面に押し出し始めたのも、少し前のことかと思えば6年前なんだってね。もう昔の話はやめよう(

乗ってしまえば普通の地方線。お世辞にも線形がいいとは言えず、それでも列車は轟音を立てながらかっ飛んで行くので、音と
揺れで寝るのも厳しい。それでも寝る平和はプロ

森を縫うように走って、終点の日光駅へ到着した。


▲日光駅前の通り

4部 終

5部 日光東照宮 (日光~横浜)

日光は時折小雨が降って非常に肌寒かった。3日間とも酷暑を想定していたので、寒さ対策の手段を持ってない。暑さに
比べれば寒さなんて気合いでどうにでもなるけどな。気合い!入れて!行きます!ハーイ↑↑

さて、駅から東照宮へ向かうのに使う東武バス日光にはいくつか問題があった。
●「世界遺産めぐり手形」のフリーエリアを把握してない運転手がいる
このフリーパスの使用範囲は<世界遺産めぐり>と< JR日光駅~西参道~蓮華石>。しかしパスを持って中禅寺・湯元温泉
方面のバスへ乗ろうとすると断られてしまう。なので蓮華石に行こうとした人は詰む。
●Web上に掲載されている経路情報が不十分
公式サイトでは最寄バス停の案内はなく、Wikipedia等では「西参道」と紹介されている。しかし<世界遺産めぐり>のバスに乗ると
「表参道」が最寄だと案内される。あと外部サイトで時刻を調べると停まる順番がダイナミックに入れ替わってたりもした。

現地で得た情報が正しいこともあれば、ネットで得た情報が正しいこともあるので、あんまり真剣に下調べしても大して役に
立たないと思った方が良さそう。でも今思えば乗れるだけでも優秀・・・

気を取り直して日光東照宮。


▲はい

入ってすぐのところに、有名な三猿が配置されている。


▲左下に「見ざる、言わざる、聞かざる」

陽明門は修理中なので見ることは出来ず。石段を上って奥宮を見に行ったら、天候の悪さも手伝って一気に体力を削られる('


▲軒丸瓦の三葵が地味に気に入った

御本社では直々に案内をして頂いた。予習せずに訪れるCalcite君にも丁寧な説明はスーっと効いてこれは・・・ありがたい
薬師堂では鳴き龍の実演も行っていた。それを見て印象に残ったのは流暢な英語での説明スナップを効かせた拍子木
後方から聞こえた「あの人(実演担当者)EXILEに居たよね!?」。居ねーよ!

こんなんでも割と真面目に周って100分程度。行く前に拝観の所要時間は2時間程度と聞いて「そんなに」って思ったけど、
それくらいの時間を掛ける価値は十分にあった。


▲数多くの国宝の一つ「唐門」

1日目の横須賀訪問みたく、帰りは東武を利用する予定だったのでバスは東武日光駅で下車。東武日光線で栃木駅へ行き、
両毛線に乗り換え小山へ出て、そこから横浜へ・・・と行きたかったのに両毛線が人身事故で運転見合わせとなってしまう。
栃木駅で路頭に迷うのは勘弁なので東武に乗るのは断念した。

JR日光駅で待っている間に、今度は「両毛線運転再開」の報せを受ける。ならば、と再度東武へ移動し乗り込んだら即出発!
運転再開したからといって小山行が来る保証がないことには乗ってから気付いた


▲この区間の一般列車は6050系の独壇場

大手私鉄らしい(か?)自然豊かな風景の中を進んでいく。走っている車両の種類も少ないので乗車時間の割にはこれと
いった感想を持たず(' 加えて栃木駅で両毛線の列車を待つ間に撮影しようという目論見もダイヤの乱れで崩れ去り、結局
撮れた東武車は6050系のみ(見るだけなら8000系や10030形も)。

残念がっていたら両毛線ホームに115系が待機中!この地域にはまだまだ115系が残存していて、しかも未だに湘南色。
かつては静岡地区にも湘南電車が沢山在籍していたけれど、313系の導入で瞬く間に消えてしまったため、この車両には
特段の懐かしさを感じる。


▲そもそも国鉄型車両自体が地元にいませんので・・・

小山へ着くと18時半を回っていて、ここからは横浜まで一本で行けてしまうため、駅構内の吉野家で夕飯とした。これまでの
旅行に比べて飲食店の利用率が高い(80%)のも関東旅行らしい所かな。コンビニで買ったところで車内では食べられないし、
駅で食べるにも次の列車がすぐに来てしまうので。

湘南新宿ラインの列車で横浜を目指すが、その頃東急東横線が運転見合わせになってしまったらしく、湘南新宿ラインは
代替路線となり大フィーバーが予想されたので古河で後続の上野東京ラインの列車に乗り換える。そういえばいつの間にか
E231系とE233系が併結運転を始めてて驚いたな。この時はE233系を選んで乗れたものの、1日目の熱海~大船はまさか
違う形式がくっついているなんて思わなくて、カーブ通過時に編成の反対側にE233系が見えたときは呆然とした。

横浜から1日目同様にバスで下宿へ戻り、まともな時間に就寝して2日目終了。平和はちょっと忙しそうだったかも?

5部 終

6部 曇天の中央高地 (横浜~甲斐大泉)

サイレントモードを解除し忘れたため20分の寝坊から始まる3日目。しっかりいたせー!(バシ

今日はついに平和共々中央本線経由で豊橋に帰る。ということでまずは八王子まで横浜線。新製されたE233系には
ご丁寧に1両ずつ"YOKOHAMA LINE"と貼ってあるのが印象的。なんとなくAMBITIOUS JAPAN!ステッカーを思い出すなー。
それって何年前の・・・知らない方が良さそう。

特に何もなく八王子駅に到着し、悲願の(???)中央本線入り。2駅先の高尾で再び乗り換える。人が多かったり時間が
なかったりして、今日はここまで何の写真も撮れていなかったけど、高尾にてやっと撮影する余裕が生まれた。


▲いかにも高尾駅

この日の最初のシャッターが高尾駅、つまり横浜線では何も撮っていない。2年前も京浜東北・根岸・横浜線の写真を一切
撮らずに帰ってきてしまっているけど、これでも京浜東北線は関東の路線の中では比較的思い入れのある路線。209系が
撤退した今でも気になる。だからといって写真は撮らない。

残念ながらここから小淵沢までは211系。というか中央東線はほぼ全部211系。勝沼あたりで関東方面へこれ見よがしに
115系C1編成(※スカ色編成)が走って行った。もっとも長時間乗車の負担を考えたら115系も手放しで喜べないし、昨日
両毛線で乗ったからもういいかな。
東線は西線に比べて市街地や住宅地に沿って走るイメージがあったけど、実際には高尾を出ると即座に両側を山に挟まれる
ような地形で、東も西も大差なかった。どんよりとした曇天も相まって非常に寒々しい車窓・・・。


▲「しおつ」の名前はスルーできない

笹子峠をトンネルでくぐると、さっきまでの曇天が嘘のように晴れて車内に陽が差し込む。勝沼から始まる甲府盆地の風景も
相まってとっても清々しい!それにこの天気なら寄り道する清里で傘要らないじゃん!よっしゃーー

と行ってほしかったが韮崎あたりで再び天候が悪化。晴天は盆地限定なんです・・・?


▲塩山駅にて特急と待ち合わせ中。今回の旅行の最も空が青い写真

平日昼だから短距離利用客も少なめで、結局車内は一度も混むことなく小淵沢に到着した。ここで小海線へ乗り換える。


▲従来車みたいに存在を音でアピールしてこないハイブリッド

8月下旬でもまだ観光シーズンゆえ乗客は多くて座れない。でも2駅目の甲斐大泉駅で降りるから別に問題ないんだ。
ところで前述の通り行きたいところは清里なんだけど、清里の町自体に用があるわけではなく吐竜の滝を見たい。
そのため当初は滝に行くためのルートとして
◇清里駅 →(レンタサイクル)→ 吐竜の滝
と考えていた。しかしレンタサイクルが電動自転車とはいえ1200円/2hボッタクリ高価格だったため
◇甲斐大泉駅 →(清里ピクニックバス)→ 吐竜の滝
に変更した。その甲斐大泉がどうみても旅行向きではない山間の小駅なのが心配・・・;;

甲斐大泉に着いた!駅ちっさ!
列車から降りた!踏切渡った!
駅から出た!駅前を見渡した!
近くにバス停なかった!
バス停探した!

遥か向こうをバスが走り去った・・・

くそがああああああああああああああああああああああ

6部 終

7部 雨と荷物と片倉館 (甲斐大泉~清里~豊橋)

バスが走り去って途方に暮れる。仕方なくタクシーで吐竜の滝まで行くことになるも暴落したテンションが引き続き、しばらくは
苦虫を噛み潰したような顔をしていたと思う。そういう状態なので色々なことを平和に任せた、というか投げた。ごめんね平和!

結局のところバス停は地図上には掲載されていない位置にあった。Mapion等で表示される甲斐大泉駅周辺の2つのバス停は
どちらも清里ピクニックバスのものではないし、片方は何の路線なのかもよくわからないなんでそんなひどいことするの・・・
遠方から来る客はどうすればいいんだ!そこでGoogle Street Viewで駅前の道を探索するとバス停標識らしきものは確認
できた。でも地図に表示されてないバス停を使ってるなんて想定しとらんよ・・・

地方のバス停留所の位置にまつわる苦労は以前もあったので今後はもっと疑ってかかろう・・・
※リンク先で問題になった山北町循環バス・平山停留所は修正された位置がWebに掲載されているのでご安心ください
東武バス日光(今回の5部)も色々おかしいし、浜松バスも運賃が違ったし、もう時刻以外は参考程度にってことか?

タクシーが駐車場まで連れて行ってくれたおかげで吐竜の滝にはすぐ到着した。でも頭の中は帰りのバス停を発見できるか
どうか
で一杯にだったし、気温が低いので滝の有難味も薄れてしまう。中央本線の沿線に行きやすい滝があれば、というより
俺が滝に行きたいなどと言わなければこんな苦労もせずに済んだ。計画の段階でもいっぱい苦悩しただけにすごい悲しい・・・


▲滝そのものは壮観です

帰りは駐車場からもう少し歩いたところでバス停を発見。これがまた危なっかしい場所に設置されているけど、乗れるバスには
文句を言わない。内装が酷くても気にしない(かなりボロボロ)。タクシー+バスでレンタサイクルより安くなったからな。
こうなった一番の原因はレンタサイクルだよ#

清里駅に着いて周辺を歩くが俺は特に何も得るものなし。平和は廃墟化した街並みを見たくて清里に来たらしいので目的を
果たしたんだと思う。あと小淵沢行きの列車は混んでいて、多くの人が甲斐小泉で降りた。何のために・・・???


▲急行色と首都圏色が並んだため、冷たい雨に耐えて撮影を頑張る

小淵沢から再び中央東線を進み、ほどなくして上諏訪に到着。当初の予定では間欠泉センターへ行こうとしていた。間欠泉の
噴出時間は17:00、列車の到着時間が16:49、そして駅から間欠泉センターまでの所要時間は12分程度。オイオイオイ
雨も降っていたので到底間に合うとは思えず、諦めて片倉館へ向かった。
片倉館は重要文化財にも指定されている建造物で、普通に行く分には単なる温泉。3日分の荷物をロッカーに詰めるのも
一苦労で、時間にも追われて落ち着くことも出来ず終了。駅へ戻るときは雨が止んでいたのが唯一の救いかな・・・。

中央東線もラストスパート!塩嶺トンネル内で携帯が使えることに驚かされる。どうも中央東線では「長大トンネル内でも
電波が入るようにしよう」なんて事業があったそうで、便利でいいね。京都市地下鉄東西線は電波入るようになりましたか?(小声)
塩尻駅で乗り換えればもうお馴染み(?)の中央西線。これまで散々ネタにしてきた日出塩でも下車する客が複数いた。
中津川で普通列車に乗り換えて(※既に快速は終了)名古屋に到着すればおめでとう!中央本線は終了!ちなみに塩尻
到着時点で中央本線の未乗区間は信濃町~八王子のみになった(けどこの区間に乗る機会に恵まれる気がしない)。

いつも通りに新快速で豊橋へ戻って、ながーーーーい3日間は終了。お疲れ様でした。


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