1部 シーズン直前の聖宝寺 (豊橋~西藤原)
●富田までの行程
三岐線の起点・近鉄富田駅へは名鉄とJRを乗り継いで行った。名鉄利用の金山までは定期の範囲内で、そこからはJR東海で富田、
そして徒歩で近鉄富田。
JRの関西本線は本当に遅いね。朝の下り列車は区間快速なのに各駅停車とでも言うべき状態で、隣を近鉄が追い抜いていくから
とても惨めな気分。しまいには駅じゃないところ(白鳥信号所)にまで停まる始末。道理で前の普通に追いつかないわけだ。殺意が沸く
●富田駅と近鉄富田駅
津方面から近鉄で来るマサオくんとは、三岐線の起点でもある近鉄富田駅で集合。しかし前述のように費用と手間をケチったので、
俺は富田駅に捨てられる。
しかし!富田駅には三岐鉄道の貨物列車が来るので今回はそれを撮影。これは近鉄富田駅へ直行したら出来なかったことなので
一つ得をした。
▲デェーン
平成生まれには私鉄の貨物は馴染みがないのでうれしい。しかもセメント列車を運転する私鉄はもう三岐鉄道だけなんだってね。
私鉄の貨物といえば、個人的に思い浮かぶのは岳南鉄道、しかし貨物は廃止済み。私鉄機の中では少し異質なスタイルのED40が
際立っていた。
たまにはJRの貨物列車も撮らねば・・・
▲牽いてきた貨車はタキ1900
●西藤原行き
近鉄富田駅の西口でマサオくんと無事に合流すると、すぐ三岐線の列車へ乗車。3番線ホームで待っていたのは801系、譲渡元の
西武では701系だったやつね。趣味的には、譲渡元の形態をそのまま維持している車両にあまり興味を持てない(・~・;
▲デザイン自体は好きだけどさ。
同じく元西武車が多い近江鉄道は何故か執拗に顔を取り替えていた。デザインの良し悪しは別として、オリジナリティがあるので
Calcite的にポイント高い(キャピ 今じゃそんな元気もなくなって、何を思ったかイルカの模様を貼り付け出したけれども・・・!?
大抵のこういう地方線は下るにつれて少しづつ沿線が閑散としてくるものなのに、三岐線は2駅目の大矢知から結構まずい状況。
暁学園前(4駅目)に至っては学園前なのに学園見えなくて、でも無駄に見晴らしは良い。全然前じゃないんですがそれは・・・
超☆どうでもいいけど「暁」「学園」と聞くとストブラを思い出すよね。そうでもないですか。
保々では車両交換があった。が、相手も801系; 折角なので他の形式に乗りたかったところ。競技用っぽい自転車を持った
人がたくさん居て、その人たちも車両から車両へ自転車を転がしていった。ところでサイクルパスのパスって何がパスなんだい
●セメントゲーム(?)
東藤原に留置されるタキ1900の「太平洋セメント」の文字を見て、マサオくんが思い出した謎のゲーム。彼の知り合いの阪大生が
飲み会で披露したものらしいのだけれど、意味不明の極地なので理解は諦めよう
~セメントゲーム~
「セメントは危険だから、注意して飲まなければならない」
「前よーし」「後ろよーし」「そーれ セメント セメント」
どうやら発案者の阪大生もその場の思い付きらしい。こんなんが温めてたネタだったら怖すぎる
●聖宝寺
西藤原駅から徒歩10分程度で寺の入口に着き、そこから約270段の石段を登る。日光東照宮の奥宮よりも段数が多いので、
俺にとっては命がけのアタック。石段の上に建物、というと白玉楼的なものを想像するが、半人半霊の剣士(というか庭師)や
暴食の幽霊(失礼)がいるわけではない。そんな私の東方に関する知識は約6年前の時点で止まっています
この聖宝寺は紅葉の名所なので1ヶ月早いわ!といったところだけども、見所は紅葉だけではなくて。
特に目立つのは「鳴谷の滝」
▲暗くて撮り辛い
見応えはなかなか。駅から徒歩の範囲でこれが見られるんだから大したものだと思う。鉄道旅行で滝を見ようと思うと、大抵の
場合は怪しいバスに乗って行けたはずなのに置いていかれて、泣く泣くタクシーで行くことになるもの。だからこの滝は貴重だよ。
清里ピクニックバス・・・
気が済むまで滝に見入ったあとは駅に戻る。
1部 終
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