0部 3年目の帰豊

去年一昨年に続き、今年の秋も平和主義者は横浜から一時帰省してきた。

過去の旅行は帰省orUターンに乗じて旅行をしたけど、それでは静岡~神奈川東部にエリアが限られる。現に平和と俺は何度も
静岡に行ったのに、マサオくんは殆ど経験なし。さすがに「そろそろ静岡行きたい」とマサオくんから直訴されたので、いつかマサオくんが
来れるときのために静岡は取っておいて、今回は別の場所にしておく。そういう制約を考慮して決まった行先は・・・名古屋

普段通っている土地に旅行って何なんですかね(疑問)


▲EF64も学校帰りによく見かけるのです

Across Nagoya 2015/11/21

1部 黄金色光る (豊橋~定光寺~八田)

■定期利用
先月の三重に続いて、今回も豊橋~金山は定期利用で費用削減。更新済みのB2が来たので増結編成に乗る() 未だに更新車に
乗ったことがない。
ここ最近の朝はしょっちゅう腹痛に見舞われていて、今回も知立で降りるか迷った。
なんつってる間に神宮前っすよ(笑) あ~あ、特急の辛いとこね、これ

■Bound for Ozone
名城線・矢場町はいつも多くの人が降りる。矢場とんこわれるというわけではなく、松坂屋やパルコへ向かうんだろう。この付近の
混雑を見るに、大学へのルートが北側じゃなくて本当に良かった; そして乗った列車が大曽根行きだったために終点到着放送が
入った。名城線でこれを聴くのは初めてなので少し新鮮味。もしかしたら名市交全体で初めてかもしれん

■名古屋ガイドウェイバス
通称「ゆとりーとライン」。4年前くらいに乗った経験があって、是非もう一度乗りたかったのでね。


▲バスならではの曲率

バスはあんま好きじゃないけれどゆとりーとラインは別。設備が全体的に鉄道っぽいね。それに一般道を走る以上仕方ない加減速や
信号待ちがこっちには無く、定時性も良好。そして何よりも高架橋が高すぎる 殆どの建物が屋根見えてて、山に乗り上げていく
ような場所もあって、そこらの鉄道路線よりも楽しいよ。

普通に利用する分には輸送力くらいの問題しか思い当たらないけれど、実際には費用面を中心に問題山積みのガイドウェイバス。
後に続く路線は出てくるんだろうか。


▲後部を見る

一般道区間も乗って高蔵寺まで行ったけどそっちはクソつまんなかった(辛辣)

■定光寺駅大フィーバー
高蔵寺から一駅中央本線に乗って定光寺へ、乗ってみたらまぁびっくり 丁度同世代くらいのチャラいにーちゃんねーちゃんが沢山
乗ってんの!サークルか何かで来てるんだろうがすごい人数で、しかも定光寺駅で降りるなんて言ってるし。どこ行くんだ君ら。
丁度この日から愛岐トンネル群の一般公開が始まってたけれどそこに行くようには見えないし、かといって定光寺へ行くような感じ
でもないし・・・
彼らよりも先に下りて駅を出ないと目的地へ行くのが遅くなる、ということで真っ先にホームに降りたら、他の車両からも老若男女
様々に沢山の人がわらわらと降りてくる。いつも名古屋から近くの秘境駅とか言われて古虎渓駅共々ネタ扱い(そして快速は通過)
の定光寺駅とは全く別の駅だった。

にしても若造たちはここに何の用が、、、男2人で節約旅行してるのとはワケが違うだろうに・・・

■紅葉の定光寺(瀬戸市)
トンネル公開はスルーして、玉野川対岸の定光寺へLet's Go. この辺りは春日井市だと思ってたけど川の向こうは瀬戸市なのね。
そもそもさっきまで名古屋市に居た(※)のに違う2市の境界部にいるとかこれもうわかんねえな
※ゆとりーとラインの一般道区間は高蔵寺以外全て名古屋市守山区

駅から徒歩20分くらいと聞いていたので余裕ぶっこいてたら、途轍もない上り勾配で苦労した。寺入口の石段(約170段)のほうが
よほど楽だった。この石段⇒寺のパターンも2ヶ月連続という。白玉楼のくだりは2回目はやらないよ。


▲許されざる角度ではないんやなw

人が居ない朝方に俯瞰気味で動画撮って加工したらJR東海のCMみたいになりそう。


▲紅葉Feuer

光を受けて燃えるように輝く紅葉は綺麗。流石に気分が紅葉します(激寒)

展望台もあるので覗いてみたものの、肝心の景色が緑一色だったので特に何もせず撤退。あそこの森も時期が来れば色付くん
だろうか。あるいは常緑樹かも?

■黄金(色彩)から黄金(地名)へ
駅には予定よりも30分以上早く戻ることになり、しかも時期的なものか快速が臨時停車していたので、名古屋市中心部へ戻る時刻は
想定よりも遥かに早くなった。これでは時間が余る、ということで暇つぶしに黄金付近へ行く。手段はきっぷも考慮して市バス。


▲名古屋車両区は気動車区

近鉄を撮影しようとしたときに違和感を覚え、後から調べるとここは黄金陸橋ではないみたい。ここは向野橋というらしく、しかも
元・保津川橋梁という経歴があるんだとか。撮影について言えばJRは向野橋、近鉄はもう1本黄金寄りの黄金陸橋と使い分ける
必要がありそう。

素で勘違いしてた;;

撮影後はバスで八田へ。

1部 終

2部 海青色波打つ (八田~名古屋~金城ふ頭~豊橋)

■マクドナルド支配
時刻は13時半を過ぎているのでそろそろ昼食。今回使用しているドニチエコきっぷにはマクドナルド(一部店舗のみ)の割引特典が
ついているので昼はマクドナルド一択、ということで東山線本陣駅へ向かうも、

本陣到着直前の車内で「マクドナルド本陣店は10/31をもって閉店」という情報を拾ってしまう。意気消沈してそのまま名古屋まで
乗り続けた・・・閉まった店舗の目の前まで行くよりマシか; 名駅の店舗も対象なので割引自体は無事に受けることが出来た。
ポテトM100円とか安すぎィ

■そしてあおなみ線
本来 八田⇒本陣⇒高畑>(徒歩)>荒子⇒金城ふ頭 と行きたかったところに先述のエラーが入ってきたので、今更高畑へ戻るのも
アホらしく 八田⇒名古屋⇒金城ふ頭 とあおなみ線の乗車距離を長くした。そもそも本陣へ行くだけでも目的地(金城ふ頭)と逆向き
なのに、まさか名古屋まで戻ることになるなんて・・・。

西名古屋港線の旅客営業開始時、愛称「あおなみ線」とその由来を聞いて「やめてくれよ・・・」と思ったのが懐かしい。でも語感が
悪くないからか鉄道ファンも含めて普通に定着したし、結局俺もあおなみ線って呼んでる。「あお」はともかく「な」は名古屋、「み」は
うま味港から来ているので青波線と書いてはいけない。青波だとオリックス・ブルーウェーブっぽいし。

あおなみ線自体は、走りがきびきびしてて好印象。ちょっと車両がチャチなのは気にしてはいけない。にしてもどーも片持ち座面の
ロングシートには慣れんなあ。最近名鉄の3150系や2200系に乗らないから余計そう思う。

■金城ふ頭駅
到着したらもの凄い沢山の乗客が上り列車を待っていた。名古屋モーターショーが開催されていると平和から事前に聞いていたので
驚きはしないけれど、なかなか壮絶な乗車率だったので少し気の毒に思ったかもしれない。


▲実はガラス越しの撮影

■リニア鉄道館
個人的にはそんなに興味なくて、平和が「Calcite以外との旅行では行き辛い」と言うのでじゃあ行くのかな(?)という感じで行程に組み
込まれた。今更だけど平和ってやっぱり鉄道ファンだよね。

入っていきなり視界に飛び込んでくるのは


▲暗い!黒い!

これと、


▲伝説の車両という感覚

これ。本当は隣にMLX01-1も居るけど、あっちは愛・地球博でも見たので今回は興味なし。MLX01も含め、この3両は試験走行で
残した記録が有名。特に129km/hのC62 17はよく今まで保存されたなと感心。いつか京都のスワローエンゼルも見に行きたいねえ。

■保存車両 - 機関車
興味深いのは、飯田線で活躍したこの2両。


▲豊橋人にとっては「トロッコファミリーを牽引した古豪」

1つ目はED18 2。本線から退き、入れ替え仕業からもお役御免となり、保存機として落ち着いた直後にトロッコファミリー号の牽引機
として本線へ舞い戻った数奇な経歴がある車両。でも動いてるところは見たことがないTT


▲イゴナナは直流一般色のイメージが強すぎて・・・

2つ目は旧性能機屈指の名機・EF58。説明不要だね!157号機もトロッコファミリーを牽いたり工臨を牽いたりしてた。当時のゴハチは
122と157の2両体制で、122がぶどう色、157が青にクリームの一般色だったけれど、今は157がぶどう色で保存されている。122しか
撮れず悔しい思いをしたので、今の157を見て少しだけ複雑な心境になった。

ちなみに同じく晩年の保存車150号機は最近になって直流一般色になったらしい。122は解体されたし61は仕舞われちゃったし、1両
たりともすんなり動態から静態に移行してないってのは当時を思うと不思議な話。てか一般色なら撮りに行きたいな。

■保存車両 - キハ82
一番見たかったキハ82は柵で隔たれた場所に置いてあった。なので背伸びをして撮る


▲渋いぜ。

キハ181と一緒に保存されているっていうのが嬉しい。どちらも流麗な意匠ながら、見比べると82の方が少しだけ登場の年代を反映
したスタイルになっているのが面白いね。そう言いながらキハ181は写真出さない不親切心。みんな想像できてるでしょ?

■保存車両 - 新幹線


▲子供のころは当たり前に見てた2形式

0系と100系は一般の方からも大人気。みんな鼻先をペタペタ触る。勿論俺も触る。不潔!


▲J1編成初めて見た

量産編成に慣れていると非常に無骨に見える量産先行編成。確か先頭部に凶悪な形の棘が付いてた記憶があるよ。それが
ピトー管だという話も聞いた記憶があるけど、今調べてもあまり資料が出てこないので断言はやめておく。あと300系の初期車は
プラグドアだったのでJ1もそうかな?なんて書くなら現場で見とけや

■その他の展示
保存車両以外にはパンタグラフや台車のような機器、鉄道模型ジオラマ、原理説明の何か(?)等々見所はいっぱい。
にしても何故至る所に100系先頭車の模型が置いてあるんだ。どんだけ100系好きなの・・・

■帰りがけに・・・
帰りはあおなみ線を使わず、フェリー乗り場から市バスで戻る。その途中で名港トリトンと太平洋フェリーを撮った。名港トリトンの
ライトアップ時刻まで時間があったのでFURNITURE DOME内をうろうろした。21歳の男2人で家具屋徘徊してどうすんだ; しかも
旅行中にねえ?


▲綺麗に打った波に映る名港トリトン

■バスは名古屋港へ
フェリー乗り場からバスに乗ると名古屋港に下ろされる。港から港へ移動しただけでも割と長い。バス停の至近に地下鉄名港線の
駅がある が平和の意向で周囲を散策。もう歩き回る元気がなかったので俺は一人で猫を見ていた。ゆきのんモード発動!(?)
にしてもここ、猫多すぎません?

そして名港線・名古屋本線を使って豊橋へ戻る。お疲れ様でした。


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