0部 マサオくん静岡へ

「シンカクのユカ」と呼んでいる3人のうち、平和主義者とCalciteはそれぞれ横浜、豊橋在住なこともあり静岡に何度も行った。富士では
無駄に歩き、谷峨では死の恐怖に直面し、熱海では4円を大事にして、沼津では砂利浜でコケる・・・ 振り返ると割とろくでもない。

その一方で津在住のマサオくんは静岡県の磐田以西へは1度も観光に行ったことがない(!)という偏った状況になっていた。そこで今回は
静岡に慣れた2人がマサオくんを連れ、満を持して静岡へ再突撃!


▲旬の伊豆へも突撃!?

シンカクのユカ・春の足腰強化合宿 2016/2/21

1部 びゅうおじいさん (豊橋~沼津)

■浜松越え
豊橋スタートのマサオくんとCalciteは7:11発の静岡行普通電車で出発。何度も通っているので特記すべきことはないけど、マサオくんは
天竜川より西に来るのが13年8月以来。遂に念願の浜松越えが出来た。って、まるで峠でもあるかのような言い方^^;

しかし流石は日曜日、乗客少ないね~。

■静岡駅
最初の乗換ポイント。相手は静岡始発かつ3両編成なので混雑を心配したが、問題なく座れた。直射日光と暖房で暑いので飲み物を
購入、と同時にマサオくんは自販機でアイス購入。あれって「セブンティーンアイス」といってグリコがやってるんだね。駅のホームにある
のは初めて見たような気がする。公式サイト見ると「護衛艦『いずも』の艦内にも設置されている」なんて書いてあるし、思ったよりも
アクティブなサービス。

■/~~\
これ以上ないほどの快晴で、富士山は島田あたりから既に見えていた。車内から何度か撮影を試みるもなかなか上手くいかず、唯一
残した写真も特に面白くない・・・


▲由比のあたりで撮影したときにはもう雲が出始めている

■Mistake
富士停車中に時計を見ると、沼津に9:44到着を予定しているのにもう9:42。20kmの距離を2分で走るのはリニアモーターカーもびっくりの
超速運転(600km/h)
 つまり時間を間違えた。
高校卒業以来3年間の旅行の大半の行程を作ってきて、こんな凡ミスは初めて。横浜から来る平和主義者を20分余分に待たせてしまう
ことに。ごめんなさいm(_ _)m でも間違えたお陰で静岡乗換えになってマサオくんがアイス買えたんだから悪くない(?)

■沼津にて合流
無駄に待たされた平和と合流。そのまま沼津港行きのバスへ乗ろうかというところで平和からカーシェアリングの利用を提言される。
システムをよく知らないのでとりあえず乗った。結果的には計画通りにバスを使っても問題なかったのは秘密

■沼津港大型展望水門「びゅうお」
名前の通り、沼津港にある展望室付き大型水門。無計画に近づくと、撮ろうとしたときに全部入りきらなくなるくらいには巨大。


▲後で離れて撮り直した

入口で100円払うとエレベータですぐ展望室へ。ここの展望室からは沼津の海や街だけではなく、天候がよければ富士山も見えるので


▲(・~・;

天候がよければ富士山も見えるので#

雲がかかっているのは富士山周辺だけであとは変わらずの快晴。日差しが強いのとガラス越し撮影なのが祟り、白い物体を撮ると
時々不気味に光って写る。丁度出航していく様子を撮影できた貨物船も船橋が真っ白なので1枚だけ怪しい船として写真に納まった。


▲まともに写ってるやつ 鳥がたくさん

■びゅうおのガイドのおじいさん = びゅうおじいさん
一通り景色を見終わってそろそろ帰ろう、というところでぬまづ観光ボランティアガイドの方に「今から説明しますが聞いていきますか?
5分ほどで終わります」
と言われたので聞いてみる。話の内容はいたってオーソドックスなんだけど
ガイドさん「深海水族館行ったことありますか?」 平和「はい」←これ以上掘り下げられないと思っている
ガイドさん「深海魚には寿命が短いものも多いので入れ替わりが多く、いつ行っても同じということはありません。なのでまた行くといいと
思いますよ。」

このやり取りがマサオくんを魅了してしまったので、この日1日中ずっと「びゅうおじいさん」は話題を席巻し続けた。たった5分間話をした
だけで1日中話題にされるおじいさんは3年間で初。

これでびゅうおは終了。

1部 終

2部 梅まつりへの64m (沼津~来宮)

■凍えそうな季節に君は なんとかかんとか~♪
当然びゅうおは海のすぐ近くなので際限なく風が強い。駐車場へ戻るときにも強い向かい風を受け、そこで平和が「こういうPVある」
(※T.M.Revolutionの「WHITE BREATH」)と言い出し、それをマサオくん&俺が「黒い布のやつ」(※同「HOT LIMIT」)と勘違い。これで話題は
完全に西川兄貴へシフトした・・・と思ったら次の発言が「風を受けながら歌うびゅうおじいさん」 解放されなかったびゅうおじいさん。

■ローソン ローソン♪
TMRの曲と並行してマサオくんがよく口ずさんでいたのが「ローソン ローソン♪(サウンドロゴ)」 それ気に入ってるの?と訪ねたら一言目が
「ベッキーが不倫騒動起こしたせいで・・・」で爆笑。CMの差し替えがあったよって説明をしたかったらしいけど唐突過ぎてダメだった
そんなローソンが沼津駅前にもあり、イートインスペースまで用意されているので昼食に利用(でもまだ11:00)。ローソンなので恒例の
からあげクンも購入、もう何回目かわからない。

そういえば艦これコラボがどーのこーのって聞いたけど、内容を全く把握していないので店内からそういう要素は特に感じ取らなかった。

■びゅうお びゅうお♪
熱海へ向かう一行。到着放送中、乗換え案内の「スーパービュー踊り子は□□:○○に△番線から発車します」隠れびゅうお
入っていることに気付いて笑う。残った「どりこ」は何なんだ。

■戦場と化した伊東線
次の目的地が熱海梅園で、最寄り駅は伊東線来宮駅なのでここからはエリア外進行。さっきの到着放送中に通過したんだよね来宮。
だったら乗車券分取るなよなー(想定される一般人の声)
しかし!伊東線に乗ることは悪いことではない!なぜなら伊豆急2100系に乗れるから!だから運賃も特別料金の代わりぐらいに思えば
なんてことはない!座席指定も通過駅もない列車に払う金はないだろうとか考えるな!


▲リゾート・ドルフィン号 かつ にゃらん号
前回(14年11月)熱海梅園へ行ったときも同じくリゾート・ドルフィン号だった。伊豆急といえば100系と思っている俺にとってこの塗装は
この上なくありがたい。自身6歳のときに100系は退役したし、動態保存のクモハ103だって一度も見たことないのにね。そのクモハ103、
去年の12月に伊東駅まで来たってマジか、保安装置の都合でもう来ないもんだと思ってた。

閑話休題、2100系は車内もハイグレード。自由解放される下田方展望席は一瞬で埋まってしまった。河津桜のシーズン真っ盛りなので
通常の客室も即座に埋まり、立ちの利用者が出て、なお入りきらない客がデッキに残る。詰め込み能力は皆無に等しいので地獄絵図
伊東線内の利用ならまだしも河津や下田は長い道のりなので、これなら8000系の方がかえってマシかもね・・・

■強化メニュー1
来宮から熱海梅園まで徒歩で約10分。前回は来宮神社から歩き通した分だけ長かったので今回は楽!と軽い気持ちで来たけれど、
平和はそうではなかったらしい。
出現したのは急勾配、確かに坂はあったけどこんなにきつかったっけ???地形が変化したわけがないので、舞先輩の幼少期並に
記憶から抹消されてた。もしやこの坂は人間を苦しめる目的で現れたファントム!?(ここで晴彦の薀蓄語りがスタート) 平和はちゃんと
覚えていたと。つまり平和は能力者・・・いい加減ファントムワールドから離れよう。

ちなみに梅園へ入った後も自分達の足で上り続ける。そこで園内の最高地点と来宮駅前の標高差を調べてみると64m。経路の距離は
ちょうど1km程度なので平均して64‰!実際には明らかに100‰を越える箇所もある。足に来ました(加並感)

■熱海梅園 梅まつり
梅まつり期間中は入場300円。珍しくチケットの代理購入役が俺だった(こういう役は大抵平和)。

2度目の訪問とはいえ前回は紅葉シーズンだったので殆ど別物。梅園と名付けられているわけだし有料にもなるのでこっちがメイン。


▲逆光だと透けて光っていい・・これ紅葉のときもやったよね

ただし咲き方はちょいまばら。見頃ど真ん中!ってワケじゃなさそう。


▲このカメラ、マクロでの撮影に滅法弱いんだった

沢山被写体があると出来るだけ遠いほうにピント合わせちゃう癖があるIXY 600F。全く言うことを聞いてくれないので、仕方なく他の物で
焦点距離を合わせてから、被写体にカメラを向けて撮った。この方法だと露出補正が面倒で時間食われる;; でも撮れるだけマシ。

■最高地点にあるものは・・・
さっき標高の話で言及した「園内の最高地点」、そこにあるのは足湯。期間限定らしいけれど、前に来たときも入れたので逆にやってない
時期を知りたくなってくる。この湯がなかなか熱いのは覚えていて、初来園のマサオくんは前回の平和&俺と全く同じ反応・・・なぜか平和も
まるで初めてかのようなリアクションをしていた。
やっぱ足湯いいねぇしびれるねぇ

2部 終

3部 桜まつりへの110m (来宮~豊橋)

■長くて黒光りする
熱海行普通が来る少し前に入場したら黒いモノが存在感を示していた。


▲シモダ イキマス

真っ黒な電車って見慣れないせいか結構迫力を感じる。この後現れた交換相手の251系なんてデカくていかにも迫力のある車両なのに、
この黒色の2100系と並ぶとその存在感が霞んでしまう。黒って収縮色なのにねえ、これは不思議。

■JR東日本区間
8000系の普通電車で来宮から熱海へ戻り、東海道線で国府津へ行った。そこからは御殿場線なので久しぶり(?)の東海区間。間違えて
ICカードで入ると無事にしぬ

■御殿場線の呪い
13年11月に「次に御殿場線に乗ることはないだろうな」という言葉を平和と交わし、翌年の8月に乗車。今度こそそれで終わりだと思った
のにまた帰ってきてしまったし、今回は遂に全線完乗。2度あることは3度あるとはよく言ったもんだ。嫌々じゃなく観光地へのアクセスで
使ってるわけでむしろ感謝すべきなんだけど・・・なんか釈然としない(_ _;

■最後の観光
松田駅から向かうのは、まつだ桜まつりの会場にもなっている西平畑公園。そこそこの高台にあるのは把握していてもあまり深く考えて
いなかったので、松田駅進入時に車窓から公園を見て電車から降りるのを躊躇した。


▲今から俺ら登山すんの?

バッカじゃねーの!!!そんな凄まじい標高差をカバーするためのバスは混雑と混乱で殆どマヒしてしまい、「歩いた方が早い」なんて
アナウンスされる始末。その場にいた人達は気を落としただろう、でも俺は聞いて逆に安心した。あれでも徒歩で到達可能なんだ!
だって人間を寄せ付けなさそうな地形してるし・・・

■強化メニュー2
前半は勾配、熱海梅園のときと大体一緒。約600mの距離で59m分を登るので、これも勾配率に換算すると98‰。平均でこの数字って
よく体持ったな;; 坂の多い土地(横浜市)に住んでいる平和が叫ぶ「坂は無駄が多いから階段をよこせ!」 すると何ということでしょう、
階段が現れた!これはもう勝ったも同然!!

■強化メニュー3
階段なげー、終わんねぇ。 全然勝ってねーわ。

階段なので勾配率出す意味もあまりないけれど一応。約300mの間に51m登ったのでこれは170‰。ちょうど乗ったことがある、比叡山の
坂本ケーブルや西信貴ケーブルの最小勾配率と同程度だね。ヒエー そもそもケーブルカーが比較対象な時点で人体壊れる

実際はこの階段、崖をジグザグに縫うように設けられているので、見上げたときの絶望感は170‰なんてもんじゃない。じゃあ見た目の
勾配率も計算しよう!直線距離で算出する!418‰!しね!!!

■さくら・なのはな

▲申し分ないほど咲いていた

松田駅から見てもあれほどの桜色だったので、近くから見ても花はよく開いていた。惜しむらくは曇天か。もう少し陽が強く差せば発色も
もっと良くなっただろうな~。撮影者の腕も悪いけどな・・・
視線を下げると今度は菜の花。見た目はいいけど臭いが・・・これ嗅ぐと花粉症が悪化するような気分になるよ。かといってマスクすると
階段上ってるのもあって息切れするしなぁ(・m・

■天使の梯子
桜じゃない方向を見て感心している客がいたので何かと思えば、薄明光線が出ていた。わーいチンダル現象。しかしそのときは階段との
死闘を繰り広げている最中だったので写真を撮る余裕は無く、一度落ち着いてカメラを向けたらショボくなってた。


▲てかこっちに向かって降り注いでません?

「天使の梯子」とは薄明光線の別名。即座に消えることも多々、ってことは天使ってそんなすぐに梯子を外したりすんのか、ド畜生だな。
そんなtwitterやニコニコ動画みたいな。

■新松田ってことは、松田なんじゃないかな
こんな場所なので松田駅がよく見える。五十鈴じゃなくても丸見えよ。となればお隣新松田駅も視界に入ってくるし、酒匂川の橋梁を渡る
小田急の電車は形式もバッチリ識別できてしまうね。だったら何か撮ろうとカメラを構えた瞬間現れる7000形LSE。前も新松田でのんびり
撮ってたら来たよこの車両。歓迎されているのかもしれないが(?)プレッシャーかかるだけ(@@;;


▲頑張って先頭部が抜けるところを探した

写真の出来はアレでも我ながら頑張ったほうだと思う。それに結局は記録写真なわけで。

■地名
そういえばこのあたりは足柄上郡で、酒匂川が流れていて、隣は大井町なんだよね。だから?

■今日2度目の沼津へ
170‰と98‰を下って駅に戻り(強化メニュー4・5)、沼津行を待つ。待ってたら新宿行のあさぎりが来たので暇つぶしに撮る。


▲乗ったことなくても縁は深い形式

さて、乗っていく沼津行の電車は5両編成。御殿場線でこの長さに当たったのは初めてな気がする。後から調べたらこれ臨時で増結した
みたいで。だったら山北の交換待ちの間にでも撮っておけば良かったなあ。

沼津に着いたら殆ど夜になっていた。夕飯はモスバーガーにてチリドック、タマネギ減った?

■ホーーーーーーーーームライナアアアアアアアアアアアアア
旅の本題なのか?
沼津~浜松を爆走し序でに豊橋まで行くHL浜松。鈍行列車に横向きに揺られてばかりになる静岡地区を駆ける一筋の光!とまで褒めて
おいて写真ないからやっぱりどっかおかしいな・

横浜から来た平和も一緒に豊橋へ帰るので、シンカクのユカ3人でHLに乗る・・・ってのは意外にも初めて。そこで迷ったのが席の取り方。
373系にはセミコンパートメント席があって、3人以上ならいいかも?ということで使ってみる(※この場合は駅でライナー券を買わず乗車)。

そこそこ楽しくていいよ。テーブルの上に飲み物や菓子を広げて雑談する様子がすごく旅行らしい。でもこういう旅行感ある列車は往路で
乗るものなのでは← 何にせよ通常の席じゃびゅうおじいさんの話題で盛り上がれないからセミコンパートメント席で良かった。もちろん
遮音性が低いとか座席がリクライニングしないっていう弱点はあるけれど、落ち着いて座っている時間の方が短いくらいなので気にならず。

■本日のMVP
この列車内で、旅行のMVPがびゅうおじいさんに決まった。MVPを決める習慣なんて元々なくて、単にびゅうおじいさんにあげるための賞。
そんなもの本人の与り知らぬところで決定してどうすんだ。

HLのお陰で21時前に豊橋到着し、解散。お疲れ様でした。そしてぬまづ観光ボランティアガイドの方、5分間ありがとうございました。


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