0部 学生の限界

「今サンダーバードから降りてきた人達は富裕層」

◇□◇□◇□◇

8月の旅行終了時点で、春は長野と決まっていた。姨捨から夜景を見て、長野に泊まり、2日目に善光寺などを観光する・・・という具合。
しかし行程を詳細に決め始めるとある問題が立ちはだかった。それは

並行在来線の経営分離

いつの間に長野が行き止まりになってるんですけど!飯山線すらつながってないんですけど!!18きっぷに精々プラス1000円が限度の
学生は身動き取れないんですけどぉ!!!あと個人的にしなの鉄道キライだわ。

なので急遽行先が変わり金沢&福井になった。こっちも将来的にはJRで来れなくなるので今のうちに行っておきたい!シンカクのユカの
最高顧問・平和主義者も北陸の再訪を目論んでいたようだし、温泉地が多いのでマサオくんも満足してくれるはず。
となると残る不安は天気。予報を見ると、18・19両日ともに一時雨・・・(_ _; 雨は、いつか止むさ。時雨だけにね!


▲曇り空の北陸地方。ピント外しちゃった←

よくよく考えると、金沢も行き止まりだった。

雨の北陸 わび・さび・たび 2016/3/18,19

1部 北陸本線2016 (豊橋~金沢)

■豊橋→大垣
浜松始発の列車に乗ったので空き席が少なく、俺は知らない人の隣に座ることになった。しかもそのおっさんはいびきを掻いているので
居心地が悪い。気を紛らわすために通路越しで2人と話していたら、「フォウ!!」void様の「provoke」で聞いたような声をおっさんが出した。
デデッデデッデ♪

■大垣→米原
座れない。あれっ今日は金曜日なのでは・・・と思えば大学生っぽいのが沢山いた。同類か。

■北陸本線スタート
一気に北陸本線を走破する。以前北陸へ行ったのが2013年なので「北陸本線走破」なんて聞くとギョッとしてしまうけど(さかなクンではない)
それは当時の北陸本線が米原~直江津だったから。今は経営分離で金沢までになってしまい走破は簡単・・・書いてて悲しくなるわ。


▲・・・

さらに悲しいのは転落防止幌の増設。事故を減らすためにやれることは全部やる、というJR西の姿勢はすごくいいけれど、折角の優秀な
デザインが損なわれてしまい・・・JR海の緩衝材みたいにもう少し良い落とし所が見つかって欲しいなぁ。

■近江塩津駅はやっぱり鍾乳洞だった。
乗換えの近江塩津は3年前の今日(3/18)初めて降り立った駅。3度目の乗り換え利用の感想は「鍾乳洞」。いつ行っても地下通路内の
気温が変わらないので忠実に再現できてる(違)。カルサイト成分はありません。


▲車内からでも駅名標を撮影するくらい好き

一行のテンションも近江塩津乗換え直前が一番高かった。高くなった結果マサオくんのデタラメ英語が炸裂した。

■鉄道は変わりゆく
敦賀に到着して再度乗り換え、ここから乗る電車は青帯でお馴染みの521系。妙に綺麗なので車番から調べてみると、3次車じゃん!


▲特急退避中にパチリ

この車両の落成時の写真を初めて見たときは中々の衝撃を受けた。223系2000番代・321系に次ぐ格好良さだと思うよ。まぁ即座に転落
防止幌付けられて怪しい顔になったんだけども。惜しむらくはこの前面デザイン、関西都市部の長編成電車には絶望的に似合わない_ _;

■福井到着
乗ってきた電車は福井止まりなので、引き続き金沢へ行く電車を待つ。来たのは521系の古い方、古いと言っても2006年登場。0部に
貼った富裕層向け電車の写真はここ福井で撮ったもの。さっきの521系の写真はまだ陽が差していることからも分かるように、この辺り
から雲行きが怪しくなった。マサオくん曰く、長時間ぶっ通しの乗車で疲れた気持ちを表す情景描写なんだって。いらねーよ(バシ

■Between Fukui to Kanazawa
県境を越えると「加賀○○」な駅名が増えてきた。「さん」は入れても駅名にならない。まぁでも加賀と聞くと流石に気分が高揚します。

■金沢到着・北陸本線走破
早朝の出発が気付けば昼に・・・6時間弱電車に乗り続けたら鉄道ファンの俺でも流石に心が弱る。それでも松任あたりで金沢の近づきを
感じて、気持ちを持ち直し、終点の金沢では妙な達成感すら覚えた――――――――




▲水色ーーーーーーー

過去2度訪れた金沢駅には居なかった変な電車が・・・IRいしかわ鉄道の521系。線路は一寸の迷いもなく続いていくのに、もうJRのエリア
ではないと。。。しかも三セクの例に漏れずトンデモ配色だね。衝撃的すぎて転落防止幌に目が行かない。

この後は金沢市内を回る。

1部 終

2部 1st anniversary (金沢市内)

■変わらない?金沢駅
相変わらずの有人改札を通って出場。企画きっぷばかり使う身としてはこの方がありがたい。

在来線改札の隣には新幹線改札が出来た。こっちはフルカラーの発車標で、自動改札も設置されている。まー新幹線の駅設備としては
平均的レベルだと思うけど、それまでの金沢駅のビル規模の割に質素な設備っていうイメージとは逆行するので違和感がある。
面白いのは、そこ以外があまり変わっていないこと。何もなくても突如別物に変化する駅もあるのに、ここは新幹線が出来ても元の駅の
雰囲気がしっかり残ってる。元からよくデザインされてる駅だから手を加えることもない、ってことかね。

にしても、新幹線延伸からもう1年経ったのな・・・

■変わった!金沢市
今日は本当に金曜日?
老若男女様々な観光客で溢れている。新幹線効果なのか他に何かあるのか知らんけど、駅前が人多すぎで歩きにくい。バス乗り場には
長い行列が出来ていて、駅前・フォーラス内の飲食店も軒並み人だらけ。土日に来たら死んでいた。

■3年ぶり2回目
昼食はフォーラス6Fのラーメン屋「五代目けいすけ」。3年前の旅行でもここで昼食にして、結構好きな味だったので再訪した。変わらず
美味しい・・・が、昼時にその人数で回すのはどうなのよ(・へ・;

■バスでひがし茶屋街へ
すごく説明が丁寧でめっちゃ印象いい。北鉄もバス部門は観光客増加への対応に躍起、って感じがした。ただ道路条件なのか運転の
傾向なのか、あちこちに加速度が掛かって負担が大きいところは変わらない。どうも他のバス会社に比べて北鉄バスは乗ると疲れる・・・

前回はひがし茶屋街をスルーしたので5年ぶり。あの時は観光客も少なくて静かな街並みが印象に残ったところ。じゃあ今回はというと、


▲ガヤガヤ ワー

平和が「客失せろ#」って呟きまくる。全然平和主義じゃねえじゃん!

■茶屋街のソフトクリーム
茶店に入るテンションも時間もないので代わりに抹茶味ソフトクリームを売っている店を探した。そんなの茶屋街どころか金沢に限らなくても
売ってるでしょって言われると何も言えんが。探し回ってようやく見つけた(※地味に苦労した)店のメニューには
[ 各味 310円 金箔乗せ 460円 ] 金沢要素は、あった!

俺が予定通りに普通の抹茶味を選ぶ一方で、マサオくんは金箔乗せの購入に意欲的。しかしいくら壊れテンションのマサオくんでも+150円は
なかなか出しづらい額で・・・ 金箔乗せソフトクリームを見てみたいのは俺も同じ。思惑が一致したので60円の金箔助成金を出した。


▲抹茶味じゃないの?って思ったら金箔を目立たせるための配慮らしい

■降り始める雨
茶屋街から兼六園までは徒歩移動。ここで少し雨が降り始めてきたけど、ソフトクリームで手が塞がっているので傘は差さない。傘なし
+ソフトクリーム+向かい風が吹くと「WHITE BREATH」を歌う
2名に同行させられる可哀想な平和。別に金沢住むわけじゃないしいいでしょ←

■3度目の兼六園
3年前にも5年前にも来た兼六園。ただ3年前は疲れからか不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまいテンションどん底で、何も撮らずに
帰ってしまう異常事態だったので、シンカクのユカ的には事実上の初訪問。


▲まだ雪吊継続中

小雨が降って弱い光が差すぐらいが様になるというか晴天時に来たことがない


▲時雨と霞

前回来たときは坂口、真弓、金城、野口(全て野球の名選手)が目に留まり、今回は時雨に霞(共に名艦)。人間3年くらいじゃ成長しない
ってのがよくわかる。



▲上がっててよかった

前回何故か噴き上がってなかった噴水も今回は元気。危うく行き忘れるところだった(^_^;

こうして振り返るとあんまりわびさび関係ないところばかり撮ってる気がする。わびさびの概念を体現すると言われる夕顔亭には近づいて
すらいない。今のところ一番わびさびと言えるのはただ乗せてくれるだけで何もない普通列車かもしれんね・・・

■21世紀美術館
なわ
いか
 ら

平和の旅行記参照(いつ書くんだろう)。ここも新幹線効果なのか人が多かった。特別展で書家の作品が展示してあって、いくつも「」が
飾られていた、これは貧乳はステータスという意味だろう(大嘘)。貧乳こそわびさびの精神じゃないのって書く前に検索したら同じ内容が
沢山出てきてダメだった

その後はバスで金沢駅へ戻る。Consume~~~~♪

2部 終

3部 芦原温泉で一泊。 (金沢~あわら湯のまち)

■金沢駅出発まで
バスで駅へ戻って来た一行は駅内で買い物。和菓子好き一家の長男たるCalciteが金沢に来て和菓子を買わずに帰ることがあっては
ならぬと思い森八(※3回目)で宝達を購入。金箔をあしらってあるのが金沢らしくて良かった。美味しいのは森八なので当たり前。
これだけ森八に篤い信頼を置いている俺ってもしかして加賀藩なんじゃない?

ホームへ上がると何か撮り物がないかを探し・・・おーっといい被写体を発見。


▲典型的国鉄顔

457系と愉快な仲間たちが引退してしまったので、北陸地域色の国鉄型電車は413系のみ。編成番号を確認できないのでもしかしたら
これは富山持ちの車両かもしれない。こんな顔して三セクの車両の可能性があるとか北陸怖いよ。

■Go back to Fukui
立ち客多すぎなんですけお!!!111 増結してくだち!!1

■芦原温泉駅
宿泊は芦原温泉のホテルなので、今日は芦原温泉駅で降りてバスであわら湯のまちへ。なんかの間違いで国鉄三国線が残ってくれて
いたらもう一回電車に乗れたのにね。無理だな。まぁ芦原温泉駅はそんな立場なので駅周辺はすごくさびしい。

■温泉地あわら
こういう有名な温泉地に泊まるのは個人旅行では初めてってことでテンション高め。こんな名の通ったところでも、俺らが出せる範囲の
金額で泊まれるところがあるんだなー。

今回(次回はあるのか?)泊まるのは「あわらグランドホテル」。ノーマルな名前からは想像できないほど温泉にスキル全振りで、それ
以外は普通のホテル。どれぐらい温泉力が高いかというとこの3部の残りの殆どが温泉の話で埋まるくらい。しかもあまりに種類が多くて
どれがどうだったとかの記憶が既に曖昧になっている;;

■温泉シリーズ
というわけで一つずつ感想。

・展望風呂「ひのき」
最初に入ったここはなぜか貸切状態。落ち着いて静かな街なので、夜景がすごいとかはない。ここに誰もいなかったせいでこの後の
テンションがおかしくなった気がする、特にマサオくんの。

・大浴場「静の湯」
ここも貸切状態・・・なぜ?石釜風呂がよかったからどうせなら3つ置いてほしい(
「静の湯」がある湯元館には温泉卓球やPC、漫画なども備えてあって、特に漫画は「神のみぞ知るセカイ」があったので軽く読んだ。
でもそこは女神篇ではあるもののアニメで端折られた部分みたいでよく分からない・・・; 歩美はかわいかった。

・露天風呂「隆泉庵」
暖簾に書かれている文字は混浴。システムがよく分からなくて非常に入りづらく思っている平和と俺も、入れる湯は全部入る気でいる
マサオくんに引っ張られる形で入浴。そこも貸切状態で特に何の不都合もなかった。とはいえ最後まで仕組みが分からず、大学入試の
二次試験、物理の大問1を半分以上残して次の問題へ移ったときを思い出した。

・大浴場「朝倉門」
さっきまでの個性的な風呂に比べるとこっちはシンプル、そしてちょっと熱い。縁に座ったときあまりの熱さで「チ○コが焼けるwww」って
叫んで若干引かれた。そういえばシンカクのユカでは下ネタ言う文化(?)がないね。
ここにも石釜風呂があって何故かやたらとぬるい。そして金鯱が置いてある理由は全くわからない。名古屋思い出すからやめて?

扇風機の前で「凍えそうな季節に君は~」なんてやっているうちに知能が低下してしまい数を数えられなくなったので、もしかしたら1つ
抜けてるかも。そしてどこかに鍾乳石が置いてあって「同胞!」って言ったのを覚えている(Calciteなので)。気分はイカ娘。

これだけ温泉が多いと水分補給もしっかりしなきゃいけないわけだけど、館内の自動販売機はぼったくり価格になっているので仕方なく
水を飲みまくる。水おいしい・・・ しかし甘味不足は結構深刻だったようで、気が付いたらハイチュウを大量に摂取してしていた。

疲れたので消灯後はすぐに就寝。
1日目終了。

3部 終

4部 越前の雄 (あわら湯のまち~三国港)

■おはようございます
2日目は予定より20分早く目が覚めた。コンセントが近くになくてスマホのアラームを使えない状態だったので寝坊を覚悟してたけど、
起きられるもんだね。
出発が遅いので「朝倉門」にて朝風呂。ホテル内には朝御飯の味噌汁の匂いが漂っていてとても羨ましかった。コンビニでインスタント
味噌汁を買って食べようかと本気で思ったくらい。

■えちぜん鉄道!!
この旅行の鉄道的なメインはこれ。よく知らない人が多そうなので一応軽く説明しておくと
・経営悪化&重大事故連発の京福に代わり2路線を運営 ・旅客サービスの向上で収入アップ
・旧型車を早い段階で一掃 ・3セクらしくない塗装の統一

最近地鉄や近江が力を失い始めてるので、ぜひえち鉄には今後も頑張って欲しいところ。

えち鉄が気になる理由はもう一つ。主力のMC6100形・MC7000形は両方とも元々は三河の電車で、主電動機や制御器を換えて
使い続けられてるモノ。特に後者なんてかつての飯田線の主がVVVF制御に改造されて運用されているんだから一度見ておきたい。

何種類の形式に乗れるだろうか・・・気がかりなのは勝山永平寺線の列車に一度も乗らないこと。形式ごとに両数が違うので運用が
偏り気味になり、同じ形式ばかり当たる可能性が高い;

■Take some pictures
あわら湯のまち駅は交換駅なので一度に2列車を撮れる。先に入ってきた上り電車は元愛環の現MC6100形。


▲えち鉄の顔。ぶれた(゜v゜|||

その交換相手は・・・


▲えち鉄のry

形式がかぶってしまった。まだ最初なので気にしない!
見た目の印象を左右する部分がちょこちょこ変わっているので愛環100系の面影はあまりない。

■Go to 三国港
「俺らっていつもこういう(ローカルかつJRでない)電車乗ってるよね」(マサオくん)
俺の趣味以外の何でもないですね 地方鉄道楽しいじゃん?

三国~三国港の一区間だけは旧国鉄三国線。もともと三国芦原線は三国を経由して東尋坊へ向かう路線で、三国から先が廃止
されて、その後に港方面への線路が繋がったらしい。

■霧の東尋坊
三国港から東尋坊までは京福バスで、色もかつての京福電鉄福井地区の電車と同じ。写真撮っておけばよかった。運賃が190円で
毎回両替する羽目になって途轍もなく面倒臭かった。しかもこのとき何故か1000円札も100円玉も持ってなくてすぐに両替できず;w;

海鮮(と何故かソフトクリーム)の店で賑わう通りを抜けると東尋坊。濃霧で水平線が見えません


▲どういう写真を撮ればいいのかイマイチ分かってない人

空と海の境が曖昧になった。♪世の果てでは空と海が交じる~・・・東尋坊で「世の果て」は縁起が悪い。

雨で足下が濡れ、風で傘が引っ張られてバランスを崩すので結構危ない。気を抜いていると重大事故もあるなって感じる、とはいえ
飯田線田本駅の通路よりはマシ。
あそこは本当に何なんw


▲霧が出たことでいっそう岸壁が浮かび上がる

霧を嫌がってるのかずっと鳥が止まっていて非常に画になる。撮ってくださいといわんばかりの止まり方。


▲何故示し合わせたかのように海を向く

昨日に引き続き、若い旅行客グループは多かった。その中でもチャラそうな男集団がさっきの鳥を見つけて「向こうまで行けよWWW
鳥に負けてんぞWWWWW」
って煽り合っていた。飛べるのか君達

4部 終

5部 変わりゆく福井 (三国港~新福井)

■再度えち鉄
また190円を払って三国港駅へ戻ってきたら、すぐえち鉄に乗り換えて福井市中心部へ戻る。ここでも車両はMC6100形、1両編成が
回っているみたいで他の形式に会える気配がないTT 運50(推定)のマサオくんが居てもこういうことはある。

■福大前西福井駅
今回の行程はほとんど平和に任せていたので、適当に言って取り消したつもりが行程から消えてなかった。確かに興味はあるけど
降りなくてもいいかな・・・
と思っていたら、鷲塚針原で新型低床車「ki-bo」のハンドル訓練列車と交換。西福井で降りればこいつを
迎え撃てる・・・!と思い、結局は降りた。


▲地方鉄道の駅にしてはしっかりした造り

嵐電の帷子ノ辻駅から分岐線とホームを無くしたような駅。そういえば嵐電は京福だから元々は同じ会社の所有物だったってことだね。
あんま関係ないか。しばらく待つと予想通りに低床車登場、というか来ないとしたら神隠しなので予想もクソもない当たり前の話。同時に
田原町方から福鉄の車両も入ってきて交換になった。


▲暗きにていと撮り難し

後撃ちも2枚撮ったけどグロ画像なので載せない。興味があったら各々で検索してね。・・・エクステリアのデザイナーは何を思って
あんな気味の悪いテールランプを付けたんだ。

あと駅名の区切りを変えると 福田、今江、西、福井 みんな現役の野球選手。超☆どうでもいい

■仮高架
えち鉄の福井市内区間を高架化するにあたって、新幹線用の高架に仮線を引き、そっちで運行している間に元の地上線を剥がして
えち鉄用の高架を建てるという複雑な工程を採っていて、現在まさに新幹線用の高架をえち鉄が走っている状態。これも何十年か
経ったら阪急が新幹線線路を走ったことみたいに逸話として残りそうな予感。

仮線のど真ん中にある新福井駅、あんな場所に待合室を置いて一体どれ位の人が実際に使っているのか気になる。あまりにも陰鬱な
場所で廃材置き場かと思った。

■養浩館庭園

▲ちゃっかり写り込む無関係の建物

福井市街地の北西部で異彩を放つ日本庭園。周りが何の変哲もない街なので存在感がなくて、中で写真を撮ると周囲の建物も写る;
水をふんだんに使っている庭園なので、いつも旅行で川・滝・海・湖に行きたがる俺に良い。


▲上手く撮れた気がする

池には鯉。よく見ると向こうの方に黒系色の鯉がうようよいる。

屋敷内から庭を眺めることができて、それがなかなか良い雰囲気。そんな所なのに今回の旅行の計画を組むまで一度も聞いたことが
なかったのを不思議に思った。そのうち福井まで新幹線が延びたら、ここも人で溢れかえるようになるのかねぇ。

5部 終

6部 2つの念願 (新福井~豊橋)

■念願叶う -1
結局三国芦原線の列車に乗り続けたためにMC6100形以外の電車に当たらない。そして最後に乗る列車もまた三国芦原線。やっぱり
一度来たくらいで色んな車両に乗るのは難しいよね。
しかしまだ撮影の望みはある。というのはこれから乗る電車より先に、勝山永平寺線の下り列車が当駅を通過するから。さっき福井口で
すれ違ったときもそっちの路線はMC7000形を使っていたので、次の電車もその可能性は高い!

予想は的中。


▲めっちゃビビってるときの撮り方してる

ついに撮れたMC7000形!119系時代から考えるなら、引退以来4年ぶりの再会。こっちは愛環100系以上に変更が多くてもう完全に
別の車両だけどそれがいい。色を変えただけじゃ見ていて寂しくなるからね。

改めて、新天地での活躍に期待!


▲冷たい雨に打たれながら頑張る車両(とカメラと撮影者)

■念願叶う -2
福井駅に到着したら昼飯。ホテルでの味噌汁の匂いをいつまで経っても忘れられないので、昼飯で味噌汁との邂逅を果たしたい。
そういえば福井市の名物といえばソースカツ丼、昼飯に丁度いいうえに味噌汁もついてそう!という俺とマサオくんの勝手なトークをも
綿密な調査で実現しちゃうのが最高顧問・平和主義者。スマホでの調べ物の正確さ&迅速さは到底真似できませんわ。

「小川家」でヒレカツ丼と味噌汁を注文。どっちも美味しくて、特に味噌汁を飲んだときはその有難さに涙がこぼれるかと思った。
もちろんそういうテンションの店ではない(というかそんなテンションの店があってたまるか)。量も味も十分なのに580円ってすごいね、
福井の人が羨ましいわ。

■さようなら嶺北
2日目も午後となればそろそろ来た道を戻っていく時間。でもまだ豊橋には帰らず敦賀に寄り道。福井~敦賀間の電車は3人ともずっと
寝ていた。

■敦賀市内観光
元々はレンタサイクルで見て回る予定だったけれど、まだ小雨が降り続いているので自転車は使えず。仕方ないので行先を赤レンガ
倉庫のみに絞り、行きはバス・帰りは徒歩でカバーすることにした。帰りの徒歩が結構長いんですけど・・・

■赤レンガ倉庫
目玉はジオラマショー。ノリはリニア鉄道館とかと変わらないけど車両渋いな!そして発停がスムーズなのは○。HOでも状態が悪いと
エキゾチックな動きをしてしまうので、メンテナンスをしっかりやってるんだと思う。

ジオラマを俯瞰できるスペースには敦賀と鉄道に関する書籍が置いてあって、誤植の嵐に目を瞑れば読み応えがあった。昔の列車の
資料見て「特急の編成なげーwwww」って思う程度のファンなのでこういうのがシンプルに楽しい。北陸は今も長かったわ。

■徒歩30分
最初はテンション高めだったので何の心配もしていなかったけれど、駅前から続くながーーーいアーケードの商店街で少しずつ心に傷を
負っていった(誇張あり)。気を紛らわそうとハイチュウを食べても甘いだけで足の疲労には何も効果なし・・・あったら怖い。


▲氣比神宮は閉門後なのでスルー

■夕食
めぼしい店が他になかったので敦賀駅内のそば屋で済ませた。かけそば300円、安くてよい

■何でこの人達電車内で男女一緒に下品な話してんの
敦賀から乗った電車は自分達と同年代の人でいっぱい。テンションを見るに旅行の人も多そう。その中で特にうるさかったのが、車両の
中央部にいたウェイチャラ軍団。聞こうとしなくても勝手に耳に入ってくる会話の内容、お世辞にも常識があるとは言えず・・・鬱陶しいので
長浜バイオ大学(田村駅すぐ近く!)の話をして(?)、必死に車内の喧騒から逃避していたら、

田村駅停車、ウェイチャラ軍団降りる。

長浜バイオ大学の在学生かよ!!!

ごめんね勝手に長浜バイ大とか長バイとか略して。あと電車内では最低限のマナー守ってほしいな☆

■221系更新車 (米原→大垣)
多分実車を見るのは初めて。前照灯はそれじゃなきゃダメだったんだろうか・・・

■セブンティーンアイス
大垣駅で降りたら目の前にアイス自販機あったので購入。説明するとしょうもない理由(2月の旅行参照)だけど、グリコは増収してるから
感謝してもらわんとな(?)

大垣からは特別快速で豊橋まで戻り、2日間の全行程は終了。お疲れ様でした!


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